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Tag : エリザベス女王杯
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 1991年天皇賞でメジロマックイーンが18着降着になって以来、G1での1位入線馬の降着は史上2度目。G1での連対馬まで広げるとニシノライデンが失格したのを含めて3度目ということになるんだったか。記憶は曖昧だ。
追記:ヒシアマゾン忘れてましたね申し訳。


 先頭でゴールを駆け抜け、最強を誇示しながらも勝者となれなかったカワカミプリンセス。この得意条件で脚を伸ばしきれないまま、牝馬同士の一戦を落としてしまったスイープトウショウ。そして、三度目の対戦でも同期の女王の背中を見ながらゴールしたのに、今年のエリザベス女王杯優勝馬となってしまったフサイチパンドラ

 何も生まれないレースだった。すべてが敗者となるような、哀しいレースだった。唯一の救いは15年前のあの日と違って、繰り上がり優勝となったフサイチパンドラの鞍上が、こんなことで崩れてしまうような経験浅い若手じゃなかったこと。


 また明日以降追記予定。眠い。


 ということで続き。

 一部を除けば牡馬G1のようなタフでいいレースだった。個人的にはここまでタフなレースとなったのは想定外だったが。おかげで予想もボロボロだ。

 もうひとつ想定外だったのはスイープトウショウの伸びが案外だったこと。しかし上がり3Fを見ると最速をマークしていたわけで、これはもう位置取りの差がゴールでの差になってしまったと捉えるしかないか。今年の3歳世代は三冠がタフなレースばかりで行われていたが、それはそういうレースに適した馬が複数頭いた上に、それらが高いレベルで揃っていたことの証明だろう。今年の3歳は強い。

 こういうラップだと位置取りの差と実力差が結果にダイレクトに現れるなぁと思わされたのは、3歳馬の順列がカワカミプリンセス・フサイチパンドラ・アサヒライジング・アドマイヤキッスの順番でオークス・秋華賞・エリザベス女王杯と同じように続いたこと(秋華賞でアサヒライジングフサイチパンドラは入れ替わったが)。ここまで続けば3歳世代馬の実力順はほぼ確定したと言ってよさそう。ただ、位置取りの差で入れ替わりなどはありそうだが。つっても頭は替わらない気もする。ラップ自体がまったく別のものにならない限りは。


 あと、無敗の女王がこんな形で土をつけられることになったのは、JRAにとっては痛いだろうな、と。ディープインパクトを盛り上げることで目の前の儲けを優先することしか考えなかったJRAにとっては、それに替わる次のスター候補だったカワカミプリンセスの挫折はダメージになりそう。ま、その辺はそもそもJRAのやり方が悪いってことで自業自得なんだろうが。

 見ている分には3歳世代は来年が楽しみでならないってことで一致しそうな感じだし。JC・香港もどうなるか楽しみで楽しみで。こんなに楽しみなのは本当に久しぶり。

 そしてそんな世代があるのにもかかわらず、それを絡めてディープインパクトで注目させることに成功した層に競馬の楽しさを伝える努力をまったくしようとしないJRAに絶望ってのは変わらずで。


 続きは例によって↓
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第31回エリザベス女王杯:カワカミプリンセス
第31回エリザベス女王杯:サンレイジャスパー
第31回エリザベス女王杯:アサヒライジング
第31回エリザベス女王杯:フサイチパンドラ
第31回エリザベス女王杯:アドマイヤキッス
第31回エリザベス女王杯:ヤマニンシュクル

 よーし、ようやく最後の1頭だ。


■スイープトウショウ

スイープトウショウ 牝5 鹿毛 2001年5月9日生
 18戦[8-2-1-7]
 1着:宝塚記念G1・エリザベス女王杯G1・秋華賞G1・京都大賞典G2
    チューリップ賞G3・ファンタジーSG3
 2着:安田記念G1・優駿牝馬G1
 3着:ローズSG2


 2000年代入っての最強牝馬。わがままなところがあるおてんば娘ながら、レースぶりはどんどん大人びてきている。その豪脚が炸裂したら、このメンバーじゃ相手にならないだろう。

 コース適性は証明済み。ラップも極端な瞬発力勝負じゃなければ問題ない(それもクリア気味だし)。もしこの馬を外そうと言うのなら、それはただの宝くじ気分か、100万馬券希望者か。あ、パドック派だったり調教派だったりもあるか。ただ、実力が発揮しやすいこの条件で実力を発揮する前提で物事を考えると、この馬に勝てる牝馬なんてそうそう出ないもんだろう。

 てかよ、今回のメンバーの中で誰がG1でのゼンノロブロイ・ハーツクライ・リンカーンをまとめて面倒見ることができるよ。昨年のオースミハルカを差し切れるよ(衰えていたわけじゃないアドマイヤグルーヴが全然届かなかったことも思い出して)。距離不足の安田記念でサイレントウィットネス・ブリッシュラックに先着したことさえも、この馬の驚異的パフォーマンスを語る上では忘れられかけてるくらいだ。他の牝馬がそんなことしたら、その1戦だけで素晴らしいパフォーマンスを見せた名牝扱いになるんじゃないか?

 スイープトウショウはそのすべてをフロックではなく実力でやってのけた。それって、めちゃめちゃ強いってことじゃん。

 てなわけで、この馬がこの舞台でこの相手で2番人気ってのは、どう考えてもおいしいとしか思えないわけで。そりゃ軸にして勝負するには充分でしょう。
第31回エリザベス女王杯:カワカミプリンセス
第31回エリザベス女王杯:サンレイジャスパー
第31回エリザベス女王杯:アサヒライジング
第31回エリザベス女王杯:フサイチパンドラ
第31回エリザベス女王杯:アドマイヤキッス

 風も強いですね。木枯らしさんですかねぇ。


■ヤマニンシュクル

ヤマニンシュクル 牝5 黒鹿毛 2001年4月1日生
 18戦[4-3-4-7]
 1着:阪神JFG1・中山牝馬SG3
 2着:秋華賞G1・クイーンS
 3着:桜花賞G1・チューリップ賞G3・クイーンSG3・札幌2歳SG3


 ここ最近奮わない感じの古豪。ってかG1勝ち馬。ちょっと昔の名前で出ています的な感じはある。

 だが、重賞で3着以内に入ること8回という実績は馬鹿に出来ない。約1年の休養があったことを差し引いて、来年の今頃にこれだけ重賞入着実績が派手になる馬が今年の3歳勢で何頭いるだろうか。そう考えると基本的に実力上位と考えなければならないのは明白。

 そこでここ最近の不振を見て評価を下げるというのなら一応筋は通っているし、アリっちゃアリだと思う。だが、少しだけ但し書きを付けていくと不思議なことに結構な好成績に見えなくもないのだから面白い。

 前走府中牝馬S。極端な後傾ラップで中団後方につけるこの馬の位置取りでは33秒台前半の脚が必要。基本的にイーブンラップ?やや後傾ラップの展開を中団から34秒台の脚で突っ込んでくるのがこの馬のスタイル。そもそもがこの馬の出番じゃないレースだったということで、ノーカウント。

 その前のクイーンS。極端な前傾ラップを後方から道中位置を押し上げていって2着。自分だけは全然先頭のペースとは関係ないイーブンラップの中でレース進めましたといった感じのレースで見事2着好走。

 その前のマーメイドS。ハンデ軽い馬が上位を独占するという特殊なレース。トップハンデのこの馬が追い込めなかったのも仕方ないこと。ハンデ2番目だったマイネサマンサが4着に食い込んだのも、ただ前でレースを引っ張ったから粘り込めただけ。特殊すぎるレースで不利な条件だったのだから、ノーカウント。

 その前のヴィクトリアC。上位はすべて33秒台の脚を使った馬での決着となった後傾ラップ。レース上がり34.3秒じゃこの馬の出番がないのもやむなし。また、馬場も特殊なもので外差しはまったく効かなかったレースなので、ノーカウント。

 その前の中山牝馬Sは見事な勝利、京都牝馬Sではまたしてもレース上がり34.3秒の展開に苦しめられて4着(つっても0.1秒差)、鳴尾記念は牡馬相手な上に前で決着する行った行ったの競馬の中での敗戦。そして昨年のエリザベス女王杯では11ヶ月ぶりの実戦であわやアドマイヤグルーヴを交わそうかという走り。

 ほらビックリ、昨年の復帰以来一度も凡走することなく、なんとも素晴らしい結果を残しているってのに非常に近い。人気なさすぎってのは間違いない。ただ、本番も後にノーカウントされるレースとなる可能性は否定できないけどね。これだけノーカウントされるってのは、それだけ注文がつく馬=弱い馬って考えも否定できない。

 だとしてもここは3頭選ぶ馬券のお供には絶対入れておきたいところかな、と。
第31回エリザベス女王杯:カワカミプリンセス
第31回エリザベス女王杯:サンレイジャスパー
第31回エリザベス女王杯:アサヒライジング
第31回エリザベス女王杯:フサイチパンドラ

 そういや外寒いっすね。


■アドマイヤキッス

アドマイヤキッス 牝3 栗毛 2003年2月8日生
 7戦[3-3-0-1]
 1着:ローズSG2・チューリップ賞G3
 2着:桜花賞G1
 3着:なし


 牝馬三冠路線は結局ひとつも手が届かなかったが、人気の面ではこの馬が主役。しかしさすがにここでは人気落ち。

 でもなぁ、ホントはもっと人気落ちること期待していたんだけども。ま、アドマイヤ・サンデーサイレンス・武豊のコンボはやはり人気に繋がってしまうか。

 オークス・秋華賞とあと一歩届かないレースが続いていたが、それは展開によるものが大きい。能力だけなら無敗二冠馬様をアッと言わせることはできるくらいのものがあるはず。いや、互角とかまでは言えないだろうけども。

 今回は京都2200mというコースからもキレを生かすに充分なレースが望めるわけだ。それにこの馬だって牝馬三冠皆勤した上にすべて4着以内、一度連対ってのだから馬鹿に出来ない。重賞2勝の実績も輝く。

 それに考えてみれば、4着となったオークス・秋華賞では得意のキレを生かせる展開にならなかった中でのもの。よく走ったと言えるんじゃないだろうか。前3頭はペースに合ったタイプだったことわけだし。てか、その2走以外は連対外してないという安定感もあるし。

 確実に繰り出されるキレのある末脚。タフなレースでも大崩れしない強さ。それで今回人気落ちならば、本線の相手に指名してもいいくらいじゃないだろうか。

 秋華賞では無視できたからこそ、秋華賞の走りで見直した。この馬は充分争覇圏内の実力を持っている。展開が向きそうな今回は前走苦杯をなめさせられた無敗の女王カワカミプリンセスよりも上だ。
第31回エリザベス女王杯:カワカミプリンセス
第31回エリザベス女王杯:サンレイジャスパー
第31回エリザベス女王杯:アサヒライジング

 眠い。


■フサイチパンドラ

フサイチパンドラ 牝3 栗毛 2003年2月27日生
 9戦[2-2-3-2]
 1着:特になし
 2着:優駿牝馬G1・フラワーCG3
 3着:阪神JFG1・秋華賞G1・ローズSG2


 こちらも3歳勢。扱い難しいタイプに見えるし、個人的には手を出したくないタイプ。人間なら魅力的な女なんだろうけどもね。

 阪神JF・オークス・秋華賞で好走し、上がり3Fは前走初の34秒台という実績からも、きつめのラップでなだれ込む典型馬。ここでは素直に用なし扱いでいい。アサヒライジングのような積極策は自滅に繋がりそうなタイプなだけに、完全に手も足も出ない展開かと。

 もしキレの比重が軽くなる展開になったとしても、その展開で浮かび上がってくる何頭かを交わす能力もなさそう。カワカミプリンセスの評価を下げるならば、この馬は一気に無印まで行きたいところ。
第31回エリザベス女王杯:カワカミプリンセス
第31回エリザベス女王杯:サンレイジャスパー

 やばい。激眠い。このまま寝たら目覚めるのはレース後。ということで一気に数頭やってごまかす。


■アサヒライジング

アサヒライジング 牝3 鹿毛 2003年2月9日生
 10戦[3-2-2-3]
 1着:アネモネSOP
 2着:アメリカンオークスG1・秋華賞G1・クイーンCG3
 3着:優駿牝馬G1


 今年の牝馬三冠皆勤組。かつアメリカンオークスにも出走。そのすべてを4着以内と好走。安定して力を出し切ることができ、自分でレースも作ることが出来る。唯一馬券に絡まなかったのが桜花賞と、距離的には中距離は合っているところ。今回も力を出し切ることが出来るんじゃないかと。

 キレが要求されるエリザベス女王杯だが、この馬自身はキレには不安があるタイプ。長く脚を使ったり、スピードを生かして前目でレースを進めて押し切るレースで進化を発揮してきた。そういう意味ではこのレースへの適性はやや低いものとなる。

 しかし、昨年・一昨年のオースミハルカのように、先行して連まで絡むレースならばこの馬でも可能。勝負圏内に入るにはピッタリのシナリオだ。

 そもそも昨年なんかはもう勝っていたようなレースだったわけで。尋常じゃない脚を見せたのが1頭いたから苦杯をなめただけ。このレースは前に行っても力さえあれば勝てるレース。

 ただ、今回は前に行きたい馬も数頭揃っている。無理に先手を奪わなくてもレースができることはオークスからの実績から明らかだが、先に行った馬を無視して自分の位置でペースを作るくらいの積極的なレースをしないと、結局はキレ勝負に巻き込まれてどうしようもなくなってしまうだろう。鞍上の手腕に期待。できるかな。
第31回エリザベス女王杯:カワカミプリンセス

 むう。一度書いて投稿したはずなのに消えてる。なぜだ。ということでやや簡素化。


■サンレイジャスパー

サンレイジャスパー 牝4 鹿毛 2002年5月4日生
 16戦[3-5-4-4]
 1着:特になし
 2着:新潟記念G3・府中牝馬SG3・マーメイドSG3
 3着:特になし


 牡馬混合重賞含む4戦連続掲示板、そのうち3度が2着と素晴らしい実績。現時点ではトニービン直孫代表馬となってるのかな。ハンデに恵まれた部分はあるものの、後に天皇賞2着するスウィフトカレント相手に先着しての2着が含まれている。高く評価していいだろう。

 また、ハンデ差のなかった前走は典型的な後傾ラップだったのだが、このようなレースを得意とするディアデラノビアに先着したのは大きい。後傾ラップなら牡馬とでもやれているディアデラノビア相手に上回ったのだから、新潟記念2着というのも案外普通に評価してもいいのかも。

 この馬も後傾ラップとなった重賞で3度連対しているように得意は得意なのだが、前傾ラップとなった小倉記念でもさほど差のない4着に踏ん張っているだけにどうしても後傾ラップじゃないと駄目ということもない。どのような展開でも力がある程度出せるというのは、実力の証明。

 本線とまではいかなくとも、かなり有力な相手候補の1頭として見てもいいだけの実力はあるのではないだろうか。ただ、典型的な穴人気になりそうなタイプだけに案外旨みは減ってるかも。
 エリザベス女王杯はちょっと取り上げておきたい。スイープトウショウの出走で勝負してもいいレースになった。が、もちろん私は馬券を買いません。もう長いこと馬券は買ってません。

 そんじゃ例によって1頭ずつ。


■カワカミプリンセス

カワカミプリンセス 牝3 鹿毛 2003年6月5日生
 5戦[5-0-0-0]
 1着:優駿牝馬G1・秋華賞G1・スイートピーS
 2着:なし
 3着:なし


 言わずと知れた――という言葉で紹介されるような馬になってしまったカワカミプリンセス。無敗のオークス馬から無敗の2冠馬、そして古馬も撃破してディープインパクトの待つ有馬記念へというシナリオを描きたいところではある。

 しかし、だ。個人的にはここは人気になったカワカミプリンセスを切ることが出来る最後のチャンスかもしれないと思っている。

 確かに強い牝馬ではあるし、牡馬と走らせてみたいと思えるくらいのパフォーマンスは見せてきた。だが、今回は実際に牡馬と走って互角以上のパフォーマンスを見せてきた馬がいるわけだ。一言で言ってしまえば、今回は初めて自分より強い馬と走る機会が訪れたということだと思う。

 今年のエリザベス女王杯では、持久力を問われる厳しいレースになったとしても、瞬発力・キレを問われるレースになったとしても、前には必ずスイープトウショウがいるんじゃないかな、と。ぶっちゃけ今のカワカミプリンセスが天皇賞で5着したら不甲斐ないという言葉はもらえない気がする。牡馬相手によくやった扱いじゃないかな、と。

 今後の可能性を否定するつもりはないが、まだまだアドマイヤグルーヴ・ダンスパートナークラスの評価がせいぜいだと思う。

 さらにエリザベス女王杯は、タフな流れで進んだとしても最後はキレがないと勝ち切れないレースだ。ラップ次第でタフさがなくてもキレのみで勝てるレースになったり、タフさとキレと両方問われるレースになったりというのがこのレース。キレという点ではスイープトウショウは言うに及ばず、同世代の何頭かと比較しても絶対的に自信を持てるほどではない。

 ちょうど瞬発力が求められる展開になったスイートピーSで、上がり3Fでの11.6-11.5-12というラップのところを、前を交わすのに苦労して最後の1Fでようやく突き抜けたこの馬。牝馬同士とは言っても一線級のみが集うこのレースでは、キレ勝負では評価を下げざるを得ないところ。

 もちろん基本的に実力上位組の1頭だし、タフさも同時に問われる展開になる可能性もあるのだから押さえまでならあってもいいのだが。前走後から騒がれ始めたほどのパフォーマンスをこの舞台で期待するのは酷かもしれない。なんとなく、ファインモーションの有馬記念のような物足りなさを感じさせるんじゃないだろうかな、と。


 あ、最後にひとつだけ。今までよりも前につけるレースをされたらこの限りじゃない。アサヒライジングに鈴をつけにいくレースを自分でやるようなら、そのまま頂点というシナリオも見えてきそうだ。

 ま、さすがにそれはないだろうけどね。完全に切ってしまってもガチガチ決着のヒモ抜けを食らう程度だろうし、それなら切って勝負するだけの期待値はあるレースだろう。
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