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 今日もなんとか3頭ほど。当日までにあと2頭くらいと考えるが妥当かなぁ。ほんでもってこの馬については少々ファンのひいき目が入ってる可能性あるんでアテにしないように。


■ゴールデンダリア

ゴールデンダリア
 牡3 栗毛 2004年5月4日生
 父:フジキセキ
 母:ナイストレビアン(父:ノーザンテースト) 
 戦績5戦[3-1-1-0]
 1着:プリンシパルSOP
 2着:特になし
 3着:特になし


 ノーザンテースト最後の大物(笑)だとかプリンシパルSの勝ち馬(笑)とか関東の秘密兵器(笑)とか色々と言われているが、今年のダービー最大の伏兵。なんせ一線級との対戦がなく力関係が一番分かりにくい馬だから。

 栗毛ということでノーザンテースト最後の大物とか言われるのだが、あまり知られていないが実はフジキセキ産駒で獲得賞金トップ10のうちカネヒキリ・ダイタクリーヴァ・テンシノキセキ・コイウタ・タマモホットプレイ・マルカキセキと6頭が栗毛(コイウタは栃栗毛)で、フジキセキ産駒の大物には栗毛が多い説が密かにあったりする。傾向と呼ぶのもおこがましい程度の話だがゴールデンダリアが栗毛というのもファンからすれば期待感溢れる話なのだ。

 関東の秘密兵器(笑)というのも関西の秘密兵器(笑)と言われダービー馬になったフサイチコンコルドのような存在もあるので気にしない。てかコレは何の理由もなく雰囲気での呼称でしかないし、気にする方がアホってもんだ。

 そして最大の要所であるプリンシパルSの勝ち馬(笑)という部分。確かにダービーの前哨戦でプリンシパルSだけが飛び抜けてダービーに繋がっていないという過去のデータは残っている。だが、そもそもプリンシパルSがダービーに繋がらない最大の理由は、1週前に青葉賞という本番と同じ条件のトライアルが関東にあり、関西馬には関西で京都新聞杯というG3の前哨戦があるためで、有力馬であればあるほどわざわざ本番までの間隔が詰まってしまうプリンシパルSに出走してこないから。出走馬に本番でも期待されているような有力馬がいないのだから、本番での成績がふるわないのも当たり前の話だ。

 それではそんなレースに出走してきたゴールデンダリアも期待できないんじゃないかという話になりそうだが、この馬の場合は関東馬でかつ500万下を勝ち上がったのが青葉賞の2週前だったことが理由で、青葉賞でも京都新聞杯でもなくプリンシパルSを選んだというだけの話。もっと早く500万下を勝ち上がれていれば青葉賞を選んでいた可能性は充分あるだろうし、関西所属なら京都新聞杯に回っていた可能性は高い。それでプリンシパルSを選んだだけと考えれば、他のプリンシパルS出走馬と同列に論じるのは危険ということは分かってもらえるだろう(っつーか昨年のスイートピーSとかあんだろって言えば話が速い)。

 デビュー戦から34秒台の末脚を使い続けてトライアルに辿り着いたわけだが、出世が遅かったのもあり一線級との比較が難しいところ。だがそのトライアルの内容が他のトライアルと比較しても非常にいい内容だった。

 2F目から11.6-11.8-11.5と速いラップを並んだ前半を離れた5番手追走、中盤も12.7-12.6と12秒台後半のラップは2度だけ。更には上がり4Fが12.1-11.2-11.5-11.9と12秒台前半1回・11秒台後半2回・11秒代前半1回とまとまっているにも関わらず、4番手から持ったままで抜け出したプラテアードを軽く交わして1馬身3/4差をつけての快勝。これは非常に内容の濃いラップだ。

 ヒラボクロイヤル・タスカータソルテの項でも書いたように、ダービーでは中盤で12秒台後半を刻むのは向こう正面で1,2度くらいのもの。それでいて上がりが12秒台前半以下のラップで上がり4Fをまとめることが求められる本番に対して、プリンシパルSはそのリハーサルとしてこれ以上ないラップを刻んでのレースだったわけだ。

 また、ゴールデンダリアは本番で中団からやや後ろ目に位置することが想定されるが、その点を考えてもプリンシパルSの最後1Fが11秒台でまとめたことは高く評価できる部分。府中の長い直線では最後の1Fで先頭が入れ替わってしまうことが容易に想像できる。前が踏ん張って12秒台を刻んできても11秒台の脚を使えれば最後の最後で交わすというシナリオを夢見ることができる。

 前哨戦での勝ち馬3頭の中で、最も本番に繋がるレースができたのはプリンシパルS勝ち馬ゴールデンダリア。それでいて例年通り人気はヒラボクロイヤル・タスカータソルテよりも下が想定されるのだから、前哨戦組の中では一番旨みがあるのは間違いない。実際にフサイチホウオー相手にどこまでできるのかは走ってみないと分からないが、期待値と「分からない」の夢の大きさならこの馬を選ぶのが面白い。

 ここまでの5戦で最も内容の濃いレースだったプリンシパルSで初の33秒台の脚を繰り出したのだから、充実度・上昇度も文句なしだろう。もちろんコース適性も心配はない。ただ、相変わらず気にしているらしいソエとデビュー以来減り続けている馬体重(親父はデビューから4戦で36kgも増えたのに)だけが気になる。当日の状態面だけが鍵か。

 もちろんダービーで終わる馬ではなく、秋以降にこそ大きな期待がかかるのは言うまでもない。
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 平日にこれだけ更新するのっていつ以来なんだろうと思いつつ、やっぱりダービーはテンションが上がるというか楽しいなぁと。それがフジキセキ産駒が出走しているからってのもあるのかないのか分からないけど、今後はまた競馬を広く眺めてみてもいいかなぁって気分になりつつ。


■タスカータソルテ

タスカータソルテ
 牡3 黒鹿毛 2004年5月20日生
 父:ジャングルポケット
 母:ブリリアントカット(父:ノーザンテースト)
 6戦[3-0-0-3]
 1着:京都新聞杯G3
 2着:なし
 3着:なし


 ジャングルポケットが送り出す2頭目。前身京都4歳特別時代から見ても京都新聞杯もまたダービー連対馬を送り出してきた重要なトライアルで、今年の勝ち馬も一応見ておく。

 前走での勝利は個人的には驚きだった。弥生賞と毎日杯で完全に化けの皮がはがれてしまったという典型だと思っていたのだが。正直重賞戦線に顔を出してくる器じゃないんだろうと思い込んでいた。

 京都新聞杯での勝利は相手関係が軽くなったこともあるが、それにしても1着まで来たことを考えるに弥生賞と毎日杯が本当の姿ではなかったと結論付けるのがよさそうだ。前走での姿がこの馬の本当の姿なのだろう。

 ここで問題にすべきは本番で本当の姿を見せることができるかどうか、また本当の姿を見せたところで勝負になるのかどうかという2点。

 弥生賞と毎日杯での惨敗と京都新聞杯の違い。これが競馬場の違い=坂の得手不得手やコースの広さの違いによるものだとすれば、東京コースが力を発揮できる条件でも不思議ない。東京コースは本番で初経験の形になりデータが少ないので積極的に結論付けることはできないものの、力が発揮できても不思議ないと考えるくらいなら問題ないか。

 それでは本当の姿でダービーを走った時に通用するのかどうか。京都新聞杯では上がり4Fが12.1-11.3-11.8-12.2で、12秒台前半2回・11秒台後半1回・11秒台前半1回と4Fに渡って長く脚を使いつつ1Fだけ11秒台前半が入っている形となったところを、中団後ろにつけて差し切っているというのはいかにもダービーに向いた脚を使えそうで好感が持てる。上がり3Fでまだ33秒台を記録したことがないだけに、より瞬発力勝負になってしまうと不安が残るものの基本的には勝負圏内と言えるだけの脚を持っていると考えられる。

 しかし、その東京新聞杯も道中のラップがやや評価を下げてしまう要因になる。青葉賞と違い13秒台を刻んだところこそないものの、3F目から落ち着いて12.5-12.7-12.5-12.9-12.7と12秒台後半を5Fに渡って刻んでいる。オークスなら2角付近でペースがグッと落ちて12秒台後半が道中何度も刻まれることはあるのだが、同じ東京2400mでもダービーでは向こう正面で12秒台後半に落ちることはあっても2角付近でオークスほどペースの落ち着きがないことが多い。少なくとも12秒台後半が5Fに渡って連続して刻まれるような落ち着いたラップになることは殆どない。

 タスカータソルテが京都新聞杯と同じラップを刻んでいるようだと、勝負どころですでに前は届かないほど遠くに行ってしまう形になるだけ。それでは最後の追い込みにかけて漁夫の利を狙う形しかなくなってしまうわけで。そうなった時には33秒台の脚を見せたことがないだけに期待が薄くなってしまう。だからと言ってダービーのラップにあわせてしまうと、京都新聞杯と同様の脚が使えるかどうかは分からないわけで。

 積極的に消せる要素こそ少ないものの、ヒラボクロイヤルとの比較ではまだタスカータソルテの方が「分からない」と言える部分が多いだけに馬券対象に推せるといったところか。鞍上が豊に替わる分だけ勝利に近づいた&人気的に旨みが減ったと相反する要素も持っているだけになんとも扱いにくいところ。印で表せば「△」の1頭というところか。遅生まれの分だけもう少し先を見てみたい気もする1頭で、ダービーで馬券を狙う馬でもないようにも思えるが……。
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 編集中のやつがひとつ消えて(ダービーと無関係)とんでもなく凹んでいる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。当日は天気もよくダービーらしい熱い一日になりそうですね。もちろん私は馬券を握らずゴールデンダリアを応援するつもりです。


■ヒラボクロイヤル

ヒラボクロイヤル
 牡3 黒鹿毛 2004年3月15日生
 父:タニノギムレット
 母:マーズヴァイオレット(父:Mr.Prospector)
 戦績:10戦[3-5-1-1]
 1着:青葉賞G3
 2着:毎日杯G3
 3着:特になし


 少しだけシンボリクリスエスな戦績でここに臨んできたタニノギムレット産駒。同父の産駒が複数頭この舞台へと歩を進めてきたが、ローテーション的に最も期待感あるのはこの馬とされるのではないだろうか。

 青葉賞ではダービーでよく見られる後ろから差し切る形で勝利。青葉賞自体がここ最近では本番へ直結しているところがあり、すでに実績のある上位人気に続く4,5番人気が予想される。

 しかし青葉賞のラップを見ると今年はさほど本番で期待感があるようなものでもなかったのも事実。4F目から9F目にかけて12.6-12.5-12.4-13.0-13.0-12.4とゆったりとしたラップを刻んでいながら、上がり3Fでは一度も11秒台前半を刻まず最後1Fでは12秒台に落ちている。ヒラボクロイヤルが34.4秒の上がりで差し切れたのは前が不甲斐なかっただけではないだろうか。

 スローを後ろから差し切ったことは評価すべきではあるが、あくまでも青葉賞のメンバーで差し切れただけという印象。相手が強くなる本番で青葉賞と同じ脚を使っても足らないだろう。同じ東京2400mという舞台の青葉賞でこの結果だっただけに、本番での上積みもちょっと期待感に欠けるところがある。

 また毎日杯での2着に関しても、勝ったナムラマースより後ろの位置取りから0.1秒劣る上がり3F。そもそもナムラマースが先の皐月賞回顧やフサイチホウオーの項で、力差を見せ付けられた側に入ってしまっている1頭なだけに、単純なものさしでヒラボクロイヤルを比較してもフサイチホウオーから大きく落ちる。

 青葉賞のメンバーで最上位の評価はできてもそれ以上の期待をかけるのは酷。「もしかしたら」「新鮮味」というキーワードにも引っ掛かってこないだけに食指は動かない。それでも展開次第では届かず3着までならない話でもなさそうなので、3連単の3着付けに含める程度ならいいだろうが、人気との折り合いを考えてもちょっと期待値が低すぎる。馬券的には敬遠したい1頭。
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第74回東京優駿・フサイチホウオー

 今日中に2頭目に辿り着いた自分を褒めてあげたい。


■アドマイヤオーラ

アドマイヤオーラ
 牡3 鹿毛 2004年2月19日生
 父:アグネスタキオン
 母:ビワハイジ(父:Caerleon)
 戦績:5戦[3-1-0-1]
 1着:弥生賞G2・シンザン記念G3
 2着:中京2歳SOP
 3着:なし



 皐月賞1番人気。最速タイの上がりで追い込むも勝ち負けには加われず4着まで。

 無敗の4戦4勝で引退した父の2年目産駒で、2戦目で強い牝馬に遅れを取るもののその後重賞を連勝、1番人気で迎えた皐月賞で敗戦、そしてダービー。フジキセキファンにはダイタクリーヴァに見えて仕方ないんだが、だからってこの馬が2400mでどんな走りをするかってのとは別問題。

 皐月賞時点では数少ないフサイチホウオーと未対戦の有力馬というのもあって1番人気に支持されたが、フサイチホウオーよりも後ろにつけてフサイチホウオーよりもスムーズに4角を回って、それでいてこちらは勝ち負けに加われず数字の上でも互角までの末脚。さすがにフサイチホウオーより上の評価を下すことはできない。

 また本番直前での乗り替わりというのも決してプラス材料には働かない。新たなパートナーの岩田も過去に乗ったことがあるのは救いだが、日本で一番ダービーを勝っている騎手が降りてしまうのは痛い。ダービーの勝ち方を知っている騎手とダービーの勝ち方を知らない騎手は同様に見ることはできない。最低でもフサイチホウオーより上に来なければダービー馬にはなれないわけで。武ならばアドマイヤベガを再現できていたかもしれないだけにこの乗り替わりは痛い。

 勝つためのシナリオは先にも書いたようにアドマイヤベガと同じシナリオくらいか。フサイチホウオーが自力で勝ちに行った時に動かず、脚をためて一瞬で外から交わせるかどうか。ハーツクライまで走れてもフサイチホウオーキングカメハメハくらい走ってしまうとどうしようもないだろう。

 ヒモ候補としてなら否定する材料はないがそれにしても魅力がちょっと足りない。弥生賞で初めてそこそこのラップを経験したが、そこでの末脚がそれほど余裕があるものには見えなかったというのもある。フサイチホウオーと違って力を出し切れば後続を離してゴールに入るタイプではないかと思っているだけに、あの着差はそのままあの日あの時点での実力だったのではないかな、と。

 人気との折り合いで判断したいところだが、積極的に推せないヒモ候補という位置付けか。
第74回東京優駿・皐月賞の復習

 ということで1頭ずつ。何頭いけるかはモチベーションがどこまで続くか。ぶっちゃけ今年のダービーはゴールデンダリアがんばれ以外のことは頭の中にあんまないもんで。

 あ、各馬のプロフィール内ではJPN1=G1扱いします。


■フサイチホウオー

フサイチホウオー
 牡3 鹿毛 2004年2月16日生
 父:ジャングルポケット
 母:アドマイヤサンデー(父:サンデーサイレンス)
 戦績:5戦[4-0-1-0]
 1着:共同通信杯G3・ラジオNIKKEI杯G3・東京スポーツ杯2歳SG3
 2着:なし
 3着:皐月賞G1


 1番人気が予想される今年の大本命候補。父に似たローテーションでここまでやってきて、皐月賞2番人気に推されて1枠1番スタートミスで3着まで見事にトレース。あとは大外枠をゲットするだけなんて言われてる。

 東京コースが合うというのは父ジャングルポケットの現役時のイメージ+祖父トニービンの産駒の傾向によるもの。まだジャングルポケット産駒の傾向は語れるほどサンプルがあるわけでわない。この馬自身は東京コースで重賞2勝挙げているのだから大丈夫とは思うが。

 第74回東京優駿・皐月賞の復習でも書いたように、皐月賞組の中では実力は抜けていると考えていいだろう。皐月賞までは僅差で勝利を続けていたことと、負かした相手がその後にトライアルで活躍して世代上位の実力を証明すると同時にクラシック前の成長も見せていたことにより、強いのだろうが抜けた実力はないだとか、叩き合いになれば強いメイショウサムソンのようなタイプと思われていたところもあった。しかし皐月賞ではそれまで僅差で負かした相手たちが何もできない中で、この馬は極限の末脚で追い込んでこれたことで、僅差での勝利はこの馬がシンザン・テイエムオペラオータイプであったことによるものだと証明されたと言っていい。

 過去に対戦した馬との比較では、皐月賞で同じ上がりを使ったアドマイヤオーラと、ハナ差ながらも先着されたヴィクトリー・サンツェッペリンを除いて、現時点では逆転しようもないくらいはっきりとした実力差があると言っていいだろう。

 ペース適性に関してもほぼ問題ないタイプ。ここまでは激流のようなラップを経験したことはないが、無理に前を追わなくとも33秒台も出せる末脚があるし、皐月賞以前はむしろ好位につけて前を射程距離に収めてレースを進めていた馬なので、再び皐月賞のようなペースになったところで取りこぼしはないだろう。このことからも先に挙げた3頭との比較でも自在性の分だけ上位と評価できる。

 本番では単純にもっと強い馬が存在しない限りは磐石に近い。もしくは同程度の実力の馬が自分のより得意な展開でレースを進めることができた時のみ。それで負けたとしても複数頭に敗れることは考えにくく、連複の軸としてこの馬以外を挙げるのは困難か。
 ダービーはお祭りなので。

■皐月賞
 典型的な前残りとしか言えない結果に終わったこのレース。中団より後ろからはフサイチホウオー・アドマイヤオーラが突っ込んできた以外は、上位はすべて前目でレースを進めた馬がそのまま雪崩れ込んだような着順となっている。

 少しラップのタイプが違うもののヴィクトリアマイルでも、先行勢が多少の変動は合ったとはいえそのままゴールまで雪崩れ込み、カワカミプリンセス・スイープトウショウが中団ままでレースを終えてしまった(この2頭は実力を出し切れなかった説も有力だが)わけで。前の馬に有利なレースでは後ろの馬が届かないというのはわざわざ言葉にするまでもない当たり前の話。

 それでもフサイチホウオー・アドマイヤオーラの2頭だけは他の馬とは次元の違う上がりを見せて上位に突っ込んできたわけで。この事実は忘れてはならない。
 ラジオNIKKEI 競馬実況HP
http://keiba.radionikkei.jp/news/20060607K01.html

 netkeiba.com
http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=14057&category=A

 nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/race/f-rc-tp0-20060607-42662.html

 SANSPO.COM
http://www.sanspo.com/sokuho/0607sokuho035.html

 スポニチ Sponichi Annex
http://www.sponichi.co.jp/gamble/flash/KFullFlash20060607023.html

 デイリースポーツonline
http://www.daily.co.jp/newsflash/2006/06/07/216396.shtml

 スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20060607-OHT1T00155.htm


 とりあえず並べてみた。とりあえずうぎゃあ。

 先日のエントリでダービー出走馬の夏の過ごし方だとかを並べた時に、なんでドリームパスポートの情報が流れてこないのかと疑問には思っていたが。骨折ですか。ショックですねショックですね秋の楽しみが3割減ですね。

 2度にわたるレントゲンの末、7日になって判明した左第1指骨の骨折で全治3ヶ月以上との診断。秋には復帰できそうとの担当厩務員の言葉。おそらくは剥離骨折なんだろう。程度が軽かったのが唯一の救い。しかしコイウタの件も含めて、フジキセキ産駒にとって府中2400mは鬼門なんだなぁと改めて。

 全治3ヶ月ならばぶっつけギリギリで菊花賞も間に合わないこともないのかもしれない。なんとかクラシックを、という思いもあるが、ここは無理せずに年明けの軽い相手の重賞で、古馬重賞獲得という実績をまずは残しておいて欲しいという思いもある。今のマイル路線ならばということでマイルCSというローテーションも浮かんでくる。

 ただ、もう怪我だけはないように願いたい。

 フジキセキ産駒は3歳春先から初夏にかけての故障というケースが度々ある。怪我は腱や靭帯を痛めるのではなく、骨折であることが多い。たぶん、仕上がりが早くクラシック期間にもしっかりと成長をするのだが、筋肉の成長に骨がついていかないということなのだろう。事実フジキセキ産駒は古馬になっても息長く活躍する馬が多く、骨も含めての総合的な馬体の完成自体は遅いタイプなのだろう。

 これで記憶にある限りでも今年の3歳馬からは、ドリームパスポート・コイウタ・ファイングレイン・セキサンフジ・ジェイウォーク・インディドライバーという好素質馬が故障している。セトウチアポロンもニュージーランドTに向かうと思われたところで、怪我なのか体調を崩したのか休養に入ってしまった。秋には帰ってこられる馬もいるが、どうかもう怪我しないように無事に走って欲しいところ。

 しかし悔しいなぁ。秋には大きいところ狙えると思っていたのに。悔しいなぁ。
サムソン3冠へインパクト流調整:nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20060602-40150.html

フサイチジャンク 秋は菊目標:デイリースポーツonline
http://www.daily.co.jp/horse/2006/06/01/0000042385.shtml

アドマイヤメインは放牧へ:デイリースポーツonline
http://www.daily.co.jp/horse/2006/05/31/0000041702.shtml

マルカシェンク骨折、軽度手術せず秋は天皇賞か:スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20060531-OHT1T00230.htm


■菊花賞の位置づけ
 メイショウサムソンの2冠で幕を閉じた春のクラシック。各陣営、秋に向けてそれぞれの秋の過ごし方が発表されている。

 ジェニュイン辺りから3歳馬の一線級が菊花賞ではなく天皇賞に向かうというローテーションが徐々に増え始め、21世紀に入ってからシンボリクリスエスキングカメハメハなどが天皇賞に向かうプランを発表した時には、このまま菊花賞が本家セントレジャーのように廃れていってしまうのかと危惧されたりもあったが、今年のメンバーも多くは菊花賞に向かっていくようで。昨年のディープインパクトフィーバーを見ても日本人はクラシック3冠というのがお好きなようで、それなりに権威を保ったまま菊花賞も生き残っていけそうではある。

 しかし、毎年のように菊花賞に出られるだけの賞金を持っていながら天皇賞に向かう馬が何頭かは現れている。これは路線の多様化というだけではなく、単純に単独タイトルとしての菊花賞の価値が昔よりは下がってしまっているということでもあるのだろう。ザッツザプレンティ・デルタブルースになってもというところか。なんというか、菊花賞とベルモントSの位置が非常に似てきているんじゃないかなんてことも思ったり。


■菊花賞に向かう
 しかし想像していたよりも多く菊花賞に向かう馬がいるなぁという印象。ダービー前からマイラーだの中距離までだのと言われる馬が多かった気がするのだが。それにもしかしたら今年の秋の天皇賞はハーツクライ・ディープインパクトが出走しない空き巣G1となるかも知れず、3歳馬にもチャンスありとなりそうにもかかわらずなので、少し驚いた。これは去年も同じようなことを感じたわけで、ディープインパクトなんてのがいたにもかかわらず菊花賞に向かったから、ちょっと違和感があった。考えてみればネオユニヴァースの年も案外菊花賞路線へ向かう馬が多かったというか、ゼンノロブロイなんかは個人的には天皇賞に向かうと思っていたのに菊花賞へ出走したのだった。

 これらは日本人にとっては3冠が特別なもので、3冠馬が誕生するかもしれない菊花賞ならば、指をくわえて見ているなんてことはしないということなのだろうか。逆説的に言えば、菊花賞が純粋なステイヤー同士のレースとなるためには、2冠馬がいてはならないなんてことになったりして。中距離に適性がある馬が天皇賞を選択するためには2冠馬がいてはならないなんてことになったりして。


■ダービー・故障
 毎度お馴染みとなりつつある、ダービー後の故障報告会が続く。レース中のヴィクトリーランの競走中止に続き、マルカシェンクもレース中に骨折していたことが判明。ギリギリに馬を作って、ギリギリのレースが行われる、ダービーとは若駒には厳しいレースなのだろう。もちろん馬場の云々は無視できないのだろうが。今後も故障馬が増えることのないことを祈るのみ。


■松国ローテ批判批判
 ふと思い出したのがキングカメハメハの時の松国バッシング。かつて 予定が狂ったというか茫然自失というか:GIGEKI -smile smile- のように、NHKマイルC→ダービーという松国ローテ批判に対しての批判のエントリを書いたりもしたのだが。

 あの頃松国ローテを批判していた人たちは、今年のロジックのローテを批判したのだろうか。ダービーで11戦と酷使されて未だに放牧されたことのないメイショウサムソンの使い方に批判とかしているのだろうか。骨折明けから何とかダービーに間に合わせたマルカシェンク陣営を批判しているのだろうか。コスモバルクがシンガポール航空国際Cを勝利した時にもその使い方を批判していたのだろうか。

 アレは考えるほどにアホらしいバッシング大会だったなぁ、と。

 キングカメハメハが故障してしまったのは事実だが、松国ローテでの実績により組まれたシンジケートは史上最高額の21億円、昨年のキングカメハメハの種付け数は史上最多の245頭を数えた。

 競馬場で行われるレースがあくまでも繁殖馬の選定のために行われているのであれば、松国ローテは正しかったと言うほかない。つーか、他の使い方をしてこれ以上の評価を得ることができたかってーと、微妙なんじゃないかと。

 サラブレッドが怪我するのが見たくないなら、競馬を見るのをやめろって話だ。平気な顔して見ていろとは言わないが、怪我するのは仕方ない話だ。競馬って物はそもそもそういうものの上に成り立っている物なの。ファンとして残念に思ったり、悲しんだりって感情はそりゃあるだろうけども、怪我した馬の陣営に責任を擦り付けるのはやめとけってこと。
■第73回東京優駿
 昨年とは打って変わって混戦模様のダービー。単勝オッズを見ても頭ひとつ抜け出すようなカリスマ性を持った馬はいないようで、ディープインパクトきっかけで競馬を見始めた人にはなんともつまらないダービーになってしまったのではないかと。午前中の雨もあり、入場者数も伸び悩んでいた。売り上げに関しては目黒記念の存在を無視できるのかどうかがわからない(検証してない)ので、ここではとりあえず入場者数が減った分だけ減ったんだろうとしておく。

 そもそも上半期はクラシックの話題で一色、下半期が古馬戦線に注目が集まるというのが例年の傾向だが、今年はドバイに始まって’キングジョージ’やら凱旋門賞やらとディープインパクト・ハーツクライを中心に古馬の海外遠征で話題が盛り上がっていた。そこに時代錯誤な泥臭いヒーロー・地方競馬の星ことコスモバルクが、時代の最先端を行くレース選択で競馬史に残る偉業を達成したり、海外遠征の怖さを改めて感じさせたりと、古馬陣が史上稀に見るほど層が薄いくせに話題独占してしまう。

 加えてクラシック戦線では牡馬の主役となる予定だった派手な血統のフサイチ・アドマイヤ冠を抑えて皐月賞を制覇したのが地味な血統のメイショウ冠。その背景には馬はデビュー10戦目、騎手はデビュー22年目での悲願という21世紀とは思えない古臭い浪花節。そりゃディープインパクトに熱狂するファンの心を捉えられるはずもない。

 ダービーの人気順とオッズを見ても、誰もが困惑しているのが窺い知れた。『皐月賞馬だし強いんだろうけど……』メイショウサムソンが一応の1番人気。続くのは『主役になると思っていたんだけど……』アドマイヤムーン・フサイチジャンク、『前走は良かったんだけども……』アドマイヤメインという並び。どの馬にもついてくる『……』がファンの苦悩を表す。

 ディープインパクトと競馬を記号的に置き換えられるファンではそそられるわけもないダービー。

 こんなにワクワクするダービーなんて、そうそうあるもんじゃない。


■ふと
 ↑のって、レース前に書くような内容ですね。そうですね。


■予想外の展開
ダービーラップ
12.6-11.8-13-12.8-12.3-12.7-12.9-12.5-12-11.5-11.8-12 (37.4-35.3)


 予想通り逃げに出たのはアドマイヤメイン。予想と違ったのはテンからゆっくりとした流れの中で、誰も絡むことなく押し出されるような形で先頭を奪ったこと。まさかこんな展開でレースが進行するとは思いもしなかった。そしてもっと想像できなかったのは、そのままスローな流れのままレースが進行していったこと。最終的にレースの上がりが35.3秒と上がり勝負になってしまったこと。

 以下、アドマイヤメインの近3走ラップ。

青葉賞ラップ
12.6-11.1-12-12.4-12.3-12.1-12.5-13-12-11.5-11.6-12.2 (35.7-35.3)

毎日杯ラップ
12.5-11.2-11.9-12.1-12.3-12.5-12.1-12-11.7-12.2 (35.6-35.9)

500万下ラップ
12.9-11.6-12-12-11.8-12-12.1-12.1-11.9-12.5 (36.5-36.5)


 逃げで連勝を始めた時から、テンはさほど速くもないラップを刻んでいるが、道中も緩みないペースを刻んで最後もバテることなくまとめるミホノブルボン型の逃げだった。その形のレースで結果を残した馬に簡単に先頭を譲ったことも驚きならば、先頭に立ってからスローに落として逃げることも驚きだったわけだ。

 全馬が色気を見せてしまったから起きた勝負の綾。誰もが勝ちに行っているのに、誰もが勝つための最短距離を走ることができずにいた。


■勝てる馬
直線では後方勢はスローペースと馬場に持ち味を生かせないまま、前に行って内を回った馬で決まった。そんなレースで唯一自分のレースに徹したメイショウサムソンが力強い走りで2冠を達成。常に自分のレースができる安定感が今回もレースを支配する形となった。


■質・レベル
馬場が午前中までの雨で渋り、午後からの好天で少しずつ回復。またしても内有利な馬場でのレースだった。加えてのスローペースで上位はほとんど内枠から先行した馬に占められてしまったのは事実である。外枠に入り後方から行った馬は出番がないに等しいレース。今年のダービーが純粋な意味での最強決定戦からはやや離れたものだったのは否定できない。

 もちろん、そういうレースですんなり前につけることができるセンスや、内枠を引き当てる運も含めて実力だと言ってしまえばそれまでではある。しかし、これが各馬の順列を決定付けるまでの意味を持つ結果だったと考えるのは早すぎる。

 そんなことを言っていると、世代の順列さえハッキリしないままに古馬とのレースを迎えることになってしまいそうだが。逆に各馬が得意とする展開、特性などは随分と分かってきた。その中で一番欠点が少なそうなのがメイショウサムソンであり、一番ついてないのがドリームパスポートであるというのは確定だろうが。


■サンデーサイレンス最後のダービー
 繰り返し言われていることだが、今年はサンデーサイレンス最後の世代。結果は2着?12着までサンデーサイレンスの血を持つ馬によって占められた。さすがという思いと、1着を逃したことで時代の終わりをも同時に感じさせる結果。幕切れとしてはいまひとつインパクトに欠ける気はするが、直仔がいなくなる来年以降も存在感が薄くなることはなさそうだと思わせる辺りがこの種牡馬の凄さなのだろう。


 ↓以下1頭ずつ
■フジキセキ通信・5月28日号
 今週は土日で勝利なし。ちょっと淋しい結果。連対したのもナリタプレリュードのみ。14頭の出走とはいえ、ちょっと残念だ。

 ナリタプレリュードは1番人気に推されてハナ差2着。1000万下ならいつでも勝てるといったところか。順番待ちと考えていいだろう。

 前走初出走で見事勝利したウインブレイズは大敗。速いペースで流れたレースをかかってしまってバタバタということだから、スピードには期待できそう。姉も出世は遅かったし、長い目で見てあげたい。

 そして競馬カレンダーの終わりであり始まりである日本ダービーには我らがドリームパスポートが勇躍出走。単勝人気は6番人気止まりだったものの、オッズでは11倍台と混戦の中の上位の1頭という扱い。皐月賞2着の実績はフロックじゃないぞと期待されたのだが。

 惜しい惜しい3着。本当に惜しい3着。前が止まらない展開を後方3番手追走から上がり最速で突っ込んできたのだから馬は本当に強かった。ここ3戦は決して展開が向いていないにもかかわらず、これだけの走りを見せているのだから、実力的には世代トップなんじゃないかと。いつG1を勝っても不思議ないというのはファンの欲目じゃないだろう。ただ、そこまで含めてナイスネイチャの匂いがプンプンするのが気になる。このまま四位でもいいけども、個人的にはルメールに一度乗ってもらいたいと思うのだが。
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