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Tag : ディープインパクト
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■イプラトロピウムと今回の件の実情
 イプラトロピウムがどんなものかってのは、前エントリの通りである。そしてそれがどういう風に使われているのかってのは

あちらではどうも一般的に調教時には使う薬のようで使って抜けきる前にということでしょうか。
 メモ(海外競馬を適当に)


 ということで、使われること自体は別に不思議なことでもないものだという話。

 でも薬物検査では引っかかるからレースの何日前までしか使えないよって種類のもの。それが検査で引っかかったということはその何日前ってのを過ぎたのちも使ってしまったというケースか、もしくはちゃんと期日までしか使ってないのに体内に残ったまま当日を迎えてしまったというケースのどちらかだと思われる。

 前者であれば陣営のミスとなり、後者であれば処方の許容期日を設定した獣医のミスorただ不運だった(今年のドバイWCで2着→失格となったブラスハットは陣営の主張によると別の薬物でこのケースになっちゃったっぽい)ということになる。

 またイプラトロピウムに気管拡張効果があるということで、一度により多くの酸素摂取が可能となるため競走能力向上に繋がるのは事実のようだが、陣営はそれを期待してこの薬物を使用したというわけではないというのが主張らしい。当日に体内に残存していたのは事実だが、あくまでも残存していたというだけの話で気管拡張効果が残っているほどの状態でもなかったんじゃないかと。ってか、そんな効果が出るくらい直前に使ったら100%失格ってことくらいさすがに陣営も分かってるだろうし、凱旋門賞でディープインパクトがいつも以上の競走能力を発揮できる状況にあったというのは考えにくい。


■結論
 本来の意味でのドーピングとしての薬物投与ではなく、体調を整えるために投与した薬物がドーピング検査にひっかかってしまっただけ、というのが真実かと。

 こういう話は人間の方でもちょいちょいある話。風邪ひいてしまったからと飲んでしまった風邪薬に入ってたものがドーピング検査にひっかかってしまっただとか、うっかりすぎるけどたまーに聞くような話。他にも例として、オリンピックの野球だったかで元近鉄の中村だったかがドーピング検査に引っかかるからと痛み止めも打たずに怪我の痛みに耐えて試合に出ていただとか、そういうのもあるわけで。ドーピング検査に引っかかるものがすべて不正的意味合いが強い種類のものとは限らない。

 とにかく今回もドーピングとしての薬物投与が引っかかったわけじゃないというのが真実だと考えて良さそうだ。


■なぜフランスでは禁止なのにJRAでは禁止じゃないのか
 これに疑問を持つ人も多いだろう。これについては結論から言えばJRAの甘さってことになるんだけどもね。

 簡単に言うと、ヨーロッパでは体内に元々存在しない物質すべてが検査でアウトになるというルールで検査をしているが、JRAではリストアップしている薬物が検出されたらアウトになるというルールで検査しているってこと。完全に自然な状態でという決まりのヨーロッパに対して、日本は薬物ひとつひとつにアウトなのかセーフなのかの決まりを作ってるわけだ。

 今回のイプラトロピウムは日本の競馬界ではまったく流通していない(人用の流通があるかは調べてない)ため、禁止薬物にするかどうかってのをそもそも判定していないから、JRAでは禁止じゃないというだけ。つまりは日本では許可しているわけじゃなく、禁止されていないということ。今後は他の呼吸器関連の薬物と一緒に禁止の方向にって話になっているようだが、この辺りの後手後手に回っている感がいかにも日本のお役所的で本当に泣ける。


■今回の件の問題点
 ということなんで、このままディープインパクトは凱旋門賞失格となってしまうだろうし、それは非常に残念なことではある。でもまあこれでひと段落ですねとはならないわけだ。競馬に触れている人たちにはこの事実はそのうち伝わるかもしれないけども、そうじゃない人たちにどう伝わるんだってのが問題なわけだ。

 今回の問題点ってのは、須田鷹雄の日常・非日常にもあるように、あまり競馬に関わらない一般人にあれだけアピールしまくったディープインパクトの凱旋門賞挑戦で薬物検査に引っかかって失格ということが、正確に一般人に伝わらないままとなってしまうと非常にまずいってことなわけだ。

 今後スポーツ新聞各紙だとかテレビのニュースだとかのマスメディアが、どういった形でどこまで正確に報道するのか、それに触れる人たちがどこまで正確に事実を把握するのか。ぼんやりと考えるだけでも相当にまずい感じがするってのは容易に想像できる。というか、今日のテレビの報道を見る限りじゃ、ここまで正確に把握もしないだろうし報道もしないだろうなってのは間違いない。

・競馬(ディープインパクト
・薬物検査にて禁止薬物検出
・3着取り消し→失格


 こうやってキーワードだけを並べて報道されたとして、一般人がそのキーワードによって今回の件を認識したら、『何が競馬のワールドカップだ』『しょせんはギャンブルか』『汚い世界だな』ってな印象を与えてしまうだろう。JRAが必死こいてアピールしまくったディープインパクトの身に起きたことだからこそ、笑えるくらい裏目に出て広く伝わってしまうわけだ。

 そんな状況にもかかわらず、JRA理事長さんが簡単に汚点という言葉を使って今回の件をまとめてしまったから須田さんも激怒しまくってるわけだ。ってか、JRAが先頭に立って正確な事実をできるだけ広く伝えなアカンやん。自分で自分らの首しめてどうすんのよ。


■ブログというツール
 ブログというツールが個人の情報発信として使われて、新たなマスメディアのひとつとして機能している! ってのはどっちかというと海外の話で、日本では更新が楽なウェブ日記orサイト的な位置に収まりつつあるのだが。それが別に悪いわけじゃないし、そういう使い方で魅力的なブログもあるにはあるがどこか残念だな、とかってのはまた別の話になるからここでは語らないけども。

 日本ではマスメディアとして機能するのはまだまだ先(下手したら来ないかも……)だが、それでも一応この過疎ブログでもGoogle・Yahoo!などの検索サイトからの訪問者が無視できないくらいの数いるわけだ。凱旋門賞前後はディープインパクト関連で検索してくる人が多かったし、G1前はそれに関するキーワード(G1名・出走馬名)で検索してくる人がかなり増える(最近は夏場の3倍から4倍のユニーク数)。自分で検索してもブログが上位に引っかかることは多いし、速報の詳しい事情を知ろうと思う時にはブログ検索を使うこともあったりする(リテラシーがしっかりしているなら2ちゃんの方がはるかに使えたりするけど)。

 そんなわけでブログによる個人の情報発信も情報収集の際に少しくらいは影響を与えている=このブログだって新たなマスメディアの末端くらいにはなっていると祈っている。そして既存メディアにはこの件に関して期待できない上に旗頭のJRAの泣ける発言ってのもある。

 なもんで私もこんな時間だってのに更新してみたわけだが。願わくば正確な情報の伝達に成功してほしい。そのためにもできるだけ多くのブログで正確な情報を流していってほしい。日本競馬がこのまま衰退する可能性を少しでも低くするためにもね。ディープインパクトで少しくらいは注目を浴びている現状こそが正念場って言われるやつだろうから。
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インパクトから禁止薬物:nikkansports.com

 というニュースが飛び込んできた。確定かどうか知らないけど、こいつはちょっとアレだねぇ。

 臭化イプラトロピウムとは
 禁止薬物一覧(2001年時点):競馬辞典参考資料

 今回検出されたらしいイプラトロピウムという薬物は、気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫に基づく呼吸困難などの諸症状の緩解に用いられるとのこと。2001年辞典での禁止薬物一覧にイプラトロピウムの名はないのは、その後に追加されたということなのだろうか。日本では禁止されていないということなのだろうか。

追記:JRAでは禁止されていないみたいっすね。

 イプラトロピウムが呼吸器関係に影響及ぼす薬物ってのは間違いないっぽい。ネーザルストリップが禁止されるくらいだから、呼吸器関係に影響与える系のものがアウトっぽいってのもわかる。だが、ディープインパクトがノド鳴りって話は聞いたこともない。

 検査自体が間違っているかもとかいろいろとあるのだが、とりあえず現時点では何もわからないのでこの辺で。


 ただ、黒だろうと白だろうと、ステートジャガー的不幸の可能性が……。シンジケートとかもろもろ大丈夫なんやろかなぁ。ってか、穿った見方してしまえば、こればれる前にシンジケート云々って噂とかされる可能性もあるわけだし。

 あー、コレ大変なことなるんじゃね?
■ディープインパクト引退
ディープインパクト号の引退について:JRAニュース
★★速報★★ディープインパクト、年内で引退との意向を表明:ラジオNIKKEI
インパクト年内引退、社台SSで種牡馬に:nikkansports.com
ディープインパクトが年内で引退?年内の出走レースは未定:SANSPO.COM

 ディープインパクトの引退が発表された。今日の午後に池江さんが記者会見を開くとのこと。

 ディープインパクトは2004年12月にデビュー後、シンボリルドルフ以来史上2頭目の無敗の三冠馬に輝くなど日本競馬史上に残る活躍を見せてきた。2005年12月に有馬記念で初めて2着に敗れたものの、年明け以降は再び連勝街道をひた走り天皇賞・宝塚記念を制覇。先日日本調教馬として初の凱旋門賞制覇に挑んだが、僅差3着と惜敗。現在着地検疫を受けるため東京競馬場国際厩舎に入厩中。秋の天皇賞への参戦も噂される中での引退発表となった。なお、年内の出走レースに関しては現在のところ未定となっている。


■雑感
 現役最強馬クラスの馬であれば、秋初戦の前に年内での引退発表が行われるもの。確かに国内ではまだ秋になってレースをしていないものの、凱旋門賞前に発表がなかったことから来年も現役を続けるのではないかという噂も出ていたのだが。

 凱旋門賞戦前から言われていたらしいのだが、凱旋門賞後に今後のことは決めるとかなんとかって話だったらしい。負けてしまったこと、今年のドバイWCで同じ金子馬主のカネヒキリが期待されながらも4着(上位馬の降着による繰り上がり)と敗れたこと、凱旋門賞前に引退・現役続行についてまったく発表がなかったことを含め、来年は海外でのキャンペーンでもするんじゃないかと思っていたのだが。なんか普通に4歳いっぱいでの引退ということで拍子抜け。

 ま、王道中の王道を進んで日本代表という冠で凱旋門賞に出走したように、そのレースぶりとは対照的に究極のベタこそがディープインパクトのアイデンティティーだったりするので、引退という道を選ぶこと自体は別に不思議なことはなにもないのだが。ただなんと言うか、拍子抜け。

 引退後も社台スタリオンステーションで種牡馬入りということで、なんつーか『あっそう』って感じになってしまった。結局ダーレーだとかクールモアだとかは、そこまで本気でディープインパクト争奪戦をするつもりじゃなかったのかな、とまで。最終的にはただの内弁慶(それどころか相手が弱かった故のパフォーマンスだったんじゃないかって疑いまである)という成績になってしまっているし、50億積んでまで買うつもりにもならないってのは分からなくもない。ただの内弁慶、それも極東の日本での内弁慶じゃ、海外でそこまで種牡馬価値が高くないってか。仕方ないけど。単純に金子さんと社台さんで話し合いがついていただけって可能性もあるか。


■ディープインパクトという究極のベタ
 今後も日本競馬からいろんな名馬が誕生するだろうが、ここまで究極のベタを踏襲してくれる馬が誕生するかって考えたら、もう2度とないかもなぁって思ったりもする。なんせ今更のように『凱旋門賞を勝つには3歳時に菊花賞とかじゃなくて凱旋門賞に向かうべき』って血管切れそうになりながら叫んでいる人間がこれだけ多いのだから。

 ディープインパクトですら負けたのだからってことだろうが、お前らエルコンドルパサーをどんな顔して見ていたんだって思う。てか、マスコミもだけどエルコンドルパサーを過小評価しすぎだって。なんでないものみたいに扱われようとしてんだ。エルコンドルパサーとその陣営とが紡いだ物語・事象はもっと正当な評価をされるべきだろう。それがディープインパクトよりも強いとか凄いとかって話じゃなく。もっと正当に評価しろってんだ。

 もちろんそれはまったく異なるものとしてそれぞれ高く評価すべき事象である。日本競馬界に生きる一人のホースマンとしての夢という事象としての究極がエルコンドルパサーであり、日本競馬界の代表としての夢という事象としての究極がディープインパクトなわけだ。そのどちらも高く評価されるべきものである。

 だが頂点に届かなかった。それが今後の日本競馬に与えられた命題の鍵となる。だからこそ今後は究極のベタを踏襲できるだけの器がある馬こそ、究極のベタな道を進むことはなくなるんじゃないかって気もする。少なくとも凱旋門賞制覇を日本調教馬が成し遂げるその日までは。


■日本競馬
 かつて日本競馬にはシンザンを越えろというスローガンがあった。それを終わらせたのがシンボリルドルフという優駿だった。だが、そのシンボリルドルフがアメリカ遠征初戦でレース中の故障で大敗したことにより、その数年前から高まりつつあった世界に通用する馬作りというスローガンが日本競馬の新たな命題となった。

 その後しばらくは海外遠征熱は収まってしまったが(ギャロップダイナ・シリウスシンボリなど一部オーナーブリーダーによる挑戦はあった)、フジヤマケンザンの歴史的偉業をきっかけに再び世界に羽ばたき始めた日本競馬。シーキングザパール・タイキシャトルが道を拓き、エルコンドルパサーが世界に最も近づいたのが1999年のこと。

 それから7年。かつてのシンボリルドルフのように、日本競馬の大きな転換期を語る上でこれ以上ない存在だったのがディープインパクトなのだ。できることならば、凱旋門賞初制覇という形でその歴史に名を残してほしかったのだが。図らずも究極のベタの限界という形で名を残すことになってしまった。


■残された時間
 あと3ヶ月弱で2006年も終わる。ディープインパクトとともにひとつの究極に達した1年が終わる。もしかしたらディープインパクトは古い概念での日本競馬を代表する最後の名馬となってしまうのかもしれない。だからこそ残りの現役生活、しっかりとこの目に焼き付けておきたい。この時代を懐かしいと感じる日は、すぐそこに迫ってきているのだから。

 そして現クラシック世代であるメイショウサムソン・ドリームパスポートといった馬たちは、新たに訪れる日本競馬の礎となるためにも、旧時代の概念の権化ディープインパクトとの対戦で不甲斐ない姿は見せるわけにはいかない。特にドリームパスポートサンデーサイレンス直孫としてサンデーサイレンス直仔のディープインパクトとの対戦が大きな意味を持つものとなるかもしれない。


■一言でまとめると
 いやぁ、競馬って、本当にいいものですね。
 正式にタイムが2.26.7に訂正された模様。


■収まらない想い
 書いても書いても収まらない。なんでこんなに悔しいのか。

 ディープインパクトでさえ勝てなかったから、ではなく、ディープインパクトだからこそ勝ってほしかったし勝つことに意味があったのに勝てなかったから、だろう。


■願い
 後ろから行けば勝っていただとか、長期滞在すれば勝てていただとか、前哨戦を使えばよかっただとか、3歳時に行くべきだったとか、そういうのはどうでもいいこと。エルコンドルパサーが2着したあの日から、日本馬だって勝負になるということは分かっていたことだし、ステイゴールド・エイシンプレストン・アイポッパーなどが海外で活躍する姿からも、適性のある馬が数打ちゃいつかは届くものってことも分かっていた。

 今回の遠征はそういうものとは別の位置にあるものだった。ディープインパクトに期待されていたものは、そういうものではなかった。日本馬が凱旋門賞を制覇するということがテーマだったのではない。ディープインパクトという馬が、ディープインパクトを含む現象が、ディープインパクトという馬を生み出した日本競馬が、初めて凱旋門賞に挑むという戦いだったのだ。

 だからこそ勝ってほしかったし、だからこそ敗れたことがこんなにも悔しい。


■ディープインパクトの背景
 父にサンデーサイレンスという日本競馬躍進を様々な側面から支えた偉大なる種牡馬。母のウインドインハーヘアは海外で現役生活を送った馬ながらも、明らかにサンデーサイレンスを配合するために持ち込まれた牝馬である。母の購入にかかった費用も社台グループがサンデーサイレンスのおかげで手にしたものだ。そういう経緯で配合されて誕生したディープインパクトの鞍上に控えるは、日本が唯一世界に誇れる騎手である武豊。

 デビューから無敗で3冠を制し、有馬記念での敗戦はあるものの、古馬となってからは無人の野を行くかのような圧倒的な強さで日本最強馬として君臨し、名実ともに日本代表として相応しい馬となって迎えた4歳秋に世界最高峰の代名詞である凱旋門賞に出走する。陣営はすべて日本のままで、すべてがディープインパクトのやり方で、本番まで何の問題もなくやってきた。

 日本競馬で考えられるほぼ最高のものを揃えた存在であり、まさに日本競馬が世界に誇るべき最高傑作だったのだ。そんな馬が一切のまじりっけなしのまま、純粋にその姿のまま世界に戦いを挑んだ。

 そしてディープインパクトという馬は、勝つためには充分な力をちゃんと持っていたのだ。敗れたあのレースを見ても、あのメンバーならば100回やれば一番勝つ回数が多いのがディープインパクトかもしれないくらい。決して実力が足らなかったわけではない。

 それなのに、負けてしまったのだ。

 もうこれだけの条件は整わないかもしれない。これだけまじりっけない日本代表で戦いを挑むことはできないかもしれない。

 それなのに、負けてしまったのだ。


■将来
 いずれ日本馬は凱旋門賞を制することだろう。それがどんな馬かは分からない。来年ディープインパクトがあっさり勝つかもしれない。メイショウサムソンドリームパスポートかもしれない。来年3歳でニードルポイントコアレスレーサーが勝利するかもしれない。もしかしたらもっと時間はかかるかもしれない。

 だが、そのうち日本馬は凱旋門賞を制覇して、日本競馬ももっと世界から認められる日がやってくるに違いない。だからディープインパクトでさえ勝てなかったという悲観はない。


■ただ哀しいのは
 凱旋門賞を初めて制覇する日本馬が、4歳秋時点でのディープインパクトではなかった。私が哀しいのはただそれだけのこと。収まらない想いがあるのは、それが理由。

 残念だった。
 昨日のエントリから1日明けて。改めて書いてみる。

 凱旋門賞のラップを探したのだがどうにも見つからない。それどころか実際の決着タイムは2分26秒台じゃないのかって話もある。そして私は海外競馬に関しては一通りのことしか知らない程度。

 ということで憶測に溢れる内容になってしまう。


■先行したこと
 散々ディープインパクトに対して前に行けない・行かないことを弱点だと言い続けてきた人間なので、今回の先行は評価したいところ。抜群のスタート、欧州らしいスタート直後のゆったりした流れ、その辺りを考えると無理に後方に下げるというのは逆に怖いことだったのかもしれないと思う。

 ディープインパクトが好スタートを切ったとはいえ、逃げたアイリッシュウェルズ以外の馬が全然前に来なかったのは事実。日本の競馬で言えば、逃げたアイリッシュウェルズでさえせいぜい中団待機くらいなんじゃないかってくらいに、テンはゆったりとしたもの。他の馬はみんな最後方待機に当たるくらいのペースだったように見受けられた。

 最後方待機組7頭の中で、一番いいスタートを切ったディープインパクト。そして武豊は戦前から先行することも視野に入っていたという。武豊の戦略眼が甘すぎたという指摘には何も反論できないが、そのことを前提条件として考えればあの位置取りからのレースは仕方のないものだったのではないだろうか。


■フォルスストレート
 ここで一気に行ってしまっては駄目と言われるが、レースが動き始める場所でもあるフォルスストレート。ここでのディープインパクトはジリジリと前と距離を詰めていき、出口で先頭に並びかけるという走り。ここのラップが拾えなかったというのが何よりも痛いのだが。

 ここは二通り考えられるわけで。ひとつはディープインパクトはいつも通りにまくっていくようにペースを上げたが、周囲も同じようにペースが上がっていたからジリジリとしか差を詰めてないように見えたというケース。もうひとつは、ディープインパクトはいつもと違ってペースを上げずにじっとしたまま少しずつ前との差を詰めたというケース。


■刻むラップ・決着タイム
 欧州競馬はタイムが遅いとよく言われるが。先日どこだったかで入手した情報では、テンが日本と比べて異常に遅いから最終的なタイムも遅くなるだけで、レース中盤から最後にかけては日本と同等以上のラップが刻まれるという話(この情報の真偽については自分で確認したわけじゃない)。つまり、後半に比重を置いたレースになるのが欧州、前半に比重を置いたレースになるのが米国、その中間なのが日本といったところだと思われる。

 今回の凱旋門賞でのテンの他の馬の動きだとか、エルコンドルパサーの凱旋門賞のスタート直後だとかを思い出してみても、確かにある程度そういう傾向があるように見受けられる。


■フォルスストレート
 もう一度戻る。ここでのラップがどうだったのかとにかくそれに尽きる。ここでの二つのケースのどちらだったかによって、ディープインパクト評も変わってきそうなわけだ。


■日本でのディープインパクト
 我々が見てきたディープインパクトという馬はどんな馬だったか。それについてできるだけ正確に考えてみる。

 いつも後方からのレースで、レースラップよりも遅いペースのレースをする。向こう正面から3角辺りでまくっていって、4角出口では先行集団に取り付いてそのままゴールまで駆け抜ける。これがディープインパクトが日本で見せてきたパフォーマンス。これをもっと特徴的な捉え方をしていってみよう。

 まくっていくところでは、騎手の合図に瞬時に反応して、後方集団を置き去りにして先行勢に追いつくわけだ。つまり、ここで一瞬でトップスピードに乗ってしまう圧倒的な瞬発力を見せている。

 4角出口までに先頭辺りに並びかけ、そこからはレースを引っ張った馬よりも速い脚を使い、後ろからレースを進めた馬のように最後1ハロンもラップをあまり落とすことなくゴールまで駆け抜けていく。ここで見せているのは、すでに先行集団に追いついていながら後方から追い込んでくる馬と同等の脚である。つまり、誰よりも長くいい脚を使う持久力が彼の圧倒的なパフォーマンスを支えているものというわけだ。

 この二つがディープインパクトの特徴であり、最大の武器となっているわけだ。これによって日本競馬史上に類を見ない圧倒的パフォーマンスを可能としている。そして、それと同時に認識すべきはトップスピードがずば抜けて凄いというわけではないということ。


■過去のレースを振り返る
 例えば日本ダービー。ウチで粘るインティライミに対してジワジワと差を広げ、最後1ハロンは早め抜け出しを計ったインティライミが常識的な程度にラップを落としたのに対し、ディープインパクトは後方から直線一気を見せた馬のように最後までラップをほとんど落とさずゴールまで駆け抜けた。その分だけ最後は5馬身という大差に広がったのだ。

 例えば天皇賞。残り1000m辺りからペースを上げると、後方集団はまったくついていくこともできなかった。そして4角では早々と先頭に立って、先行しながら我関せずと脚を溜め込んだリンカーンが直線一気にスパートしたのに対して、差を詰めさせることなくそのままゴールまで押し切った。

 例えば有馬記念。いつものようにまくっていったものの、前半スローだった影響もあって全体的にペースが上がっていたせいか、いつもほど早い段階で先行集団に追いつけなかった。直線向いた時点ではまだ前に馬が残った状態。そこからいつものように脚を伸ばしたが、同じく脚を伸ばしたハーツクライとの差を最後まで詰めることができず2着でゴールに飛び込んだ。

 以上のことからも分かるように、ディープインパクトのトップスピード自体は他の馬と比べて遥かに抜けているというわけでもない。一流馬なら使える程度の脚の速さであって、その速さに一瞬で乗せる瞬発力と、誰よりも早くそのトップスピードに乗りながら誰よりも長くその脚を使える持久力こそがディープインパクトの強さの秘密なのだ。


■ディープインパクトの武器
 上がり3ハロンを33秒といっても、12.0ー10.0?11.0
という脚を使うタイプではなく、11.0?11.0?11.0という脚を使うタイプということ。誤解を恐れずに言ってしまえばタイプとしてはメジロマックイーンのような脚を使う馬として分類されてもおかしくはないわけだ(誤解されそうだ)。もっと言ってしまえば、我らがドリームパスポートのような馬なら直線で交わすという絵も見ることができるわけだ(最後差し返されそうだけど)。

 すべてを踏まえて考えると、ディープインパクトの最強のパフォーマンスは逃げておきながら追い込みのような脚を使ってしまうこと。ディープインパクトがテンに逃げるような脚を使ってしまうと、後半どこまで脚を伸ばせるのかは不明なのだが。

 そういえばそんな馬がかつていたなぁと思ってみたりする。サイレンススズカの毎日王冠がまさにそんなレースだったか。その分サイレンススズカはテンをそのラップでしかいくことができないタイプの馬なので、より短い距離でもより長い距離でもその力を発揮することはできなかっただろうが。


■前者のケース
 話を戻して、全体的にラップが速くなっていたというケースだったとする。それだったらもう完全に力負けと言うしかない。ディープインパクトは日本でのレースほど高いトップスピードを見せることもできず、最後も少しだけ失速気味だったわけだから。それはもうロンシャンへの馬場適性が相手より低かったとか、あの馬体では酷な斤量に弱かったとか、そういうことなのだろう。そして相手がより速い脚を使うことができてしまったということなのだろう。凱旋門賞に向けて1?フォワ賞:あさ◎コラムでもあるように、欧州馬だって瞬発力勝負になったら日本馬以上に高い能力を見せる馬はいるのだから。

 それでも勝とうと思うなら、フォルスストレートで常識を覆すようなもっと思い切ったまくりを見せるしかなかった。そしてフォルスストレート半ばで早々と先頭に立って、あとは持久力勝負だという展開に無理やり持ち込むしかなかった。


■後者のケース
 ペースを上げずにじっとしたまま脚を溜め込んだというケース。こちらだとすると、これは武豊の判断ミスと言っていいだろう。形として先行した分だけ仕掛けを遅らせたというのは、常識で考えれば間違った判断ではないのだが。なんせ乗っているのがディープインパクトだ。相手は凱旋門賞に出走してくるようなメンバーだ。

 最後の脚の速さで勝負しましょうという形ではインティライミよりは速いけどもハーツクライ・リンカーンと大して変わらない脚じゃあ無理だ。ドリームパスポート・スイープトウショウなら勝ち切れてもディープインパクトじゃ勝てない乗り方だ。むしろペースが上がらないところで先に仕掛けて、その分のアドバンテージを最後まで維持することで勝ってきた馬だから。最後の最後で常識に囚われて負けてしまったということになる。ミホノブルボンの菊花賞での小島貞弘のようなもんだ。


■結論
 ディープインパクトは凱旋門賞に勝てる実力を持っている。勝つことをファンが期待してもいいくらいに強い馬だ。だが勝てなかった。それが世界との距離。少しずつ何かが足らなかった。そして勝利の女神が微笑んでくれなかった。それが今年の凱旋門賞。

 思うに、勝利の女神が微笑んでくれるのを待つんじゃなく、勝利の女神をさらってきて銃を突きつけてでも微笑まさせるくらいの強引さが必要なのかもしれない。

 万事尽くして天命を待っているだけじゃ足らないのかもしれない。向こうのやつらはもっと強引なことをやっている。勝利にこだわるということはそういうことなのかもしれない。


 悲願の勝利じゃなく、執念の勝利。日本馬が凱旋門賞初制覇を遂げる時には、そう言われているのかもしれない。そんなことを思った。
 合田さんのインタビューにも立ち止まろうともせず、カメラに背を向けたまま検量に向かった武豊。あんなに悔しそうな後姿は見たことない。

 武豊の騎乗は完璧なものだった。好スタートから逃げたアイリッシュウェルズの2番手を追走の形から、外に馬体を並べてきたシロッコの後ろ3番手に位置取りを変える。勝負どころで包まれないように、一番いい位置取りを迷わず選択した。

 直線に向いてからも、ギリギリまでためこんで一番最後にスパート。手前を替えてさあこっからというところで外からレイルリンクが一気に馬体を並べ交わしていった。最後はプライドにも交わされての3着。


 終わってしまってからなら、いくらでも文句はつけられるだろう。臨戦過程に問題があったんじゃないのか、いつも通り後ろからいくべきだったんじゃないのか等々。敗因は斤量なのか、馬場適性なのか。力は出し切れたのか。

 真実は分からない。ただ、今日の凱旋門賞ではディープインパクトよりも先にゴールに飛び込んだ馬が2頭いたということ。勝つことで、勝ち続けることで最強の冠を得たディープインパクトにとっては、彼よりも強い馬が2頭いたということ。

 それでも私の中では彼が日本競馬史上最高の競走能力を持った馬だという想いに揺らぎはない。そんな馬が日本競馬で最高の成績を残して、日本最強馬としてすべてを背負って凱旋門賞で勝負してくれた。そして、そこには彼より強い馬が2頭いた。

 今はお疲れ様と言うしかない。ホントはとても悔しいけども、豊のあんな後姿を見たら何も言えるわけないじゃないか。


 他の馬にも少しずつ触れておこうか。

 シロッコはまったくいいところなくシンガリ負け。ディープインパクトがいつものように直線手前にまくっていくところがないように見えた辺りからも、やっぱり後半1000mは全馬凄いラップを踏んでいたんじゃないかと思われる。人気馬が前々に行ったこともあり、いつも以上に前にはつらい流れだったのかもしれない。それにしても負けすぎな感はあるけども。

 ハリケーンランディープインパクトと対照的にチグハグなレース。直線では前のアイリッシュウェルズ・シロッコの間を割ることが出来ず、外には後ろからきたプライドに完全に閉められてしまい(父は外の馬を吹っ飛ばしてぶっ飛んできたんだったっけ)、残り200mでプライドが交わしていってから外に持ち出すまで、まともに追うことも出来ないままだった。その後の脚色を見る限り、前を割ることが出来ていれば面白かったのだが。まったく力を出し切れずに負けてしまった感じ。

 レイルリンクは3強の後ろにつけて完全にマーク態勢。直線でのスパートも一番早かったが、そこから怒涛の末脚でディープインパクトを外から交わしていった。ロンシャン2400mへの圧倒的な適性、3歳馬ということでの3.5kg差の斤量、そしてその実力。このレースで王者となるためのものを、一番高く積み上げることができたのがこの馬だったんだなという印象を受けた。斤量もあるが、ロンシャン2400mへの適性の高さを特に感じたので、今後も不動の王者として欧州競馬に君臨するタイプではないと思うのだが。

 プライドは最後方追走から直線伸びてきて2着。印象としては2004年日本ダービーでのハーツクライといったところか。だからといって伊達や酔狂でここまでやれるわけでもなく、展開の助けがあったことや勝ちに行ってのものではない結果だとしても、これは高く評価しなければならない。というか、なんで凱旋門賞って牝馬がこんなに連対するんだろうか。やっぱ斤量差が響くコースなのかなぁ。


 さて。有馬記念にディープインパクトは出走してくれるんだろうか。エルコンドルパサーとは違う立ち位置で凱旋門賞に出走した分だけ、有馬記念への参加も期待をされるわけで。どうにか出てきて下の世代との勝負を実現してほしいところだ。それと、引退の件については未だに発表がないところをみると、噂のドバイワールドカップ参戦だとか国外種牡馬入りとかがにわかに現実味を帯びてきた感じ。今後も目は離せない。ドリームパスポートとの対戦が今から楽しみだ。
 ディープインパクトが凱旋門賞に出走する。挑戦ではなく、勝負をしにいくのだ。

 私はアンチというほどではないものの、ディープインパクトを好きになれない人の一人。強さは認めるし偉大だとは思うものの、彼を自分の中のナンバーワンにすることはできないということだ。今までも散々口うるさいことを言ってきたわけだが、ここで今年の凱旋門賞について少しだけ。ホント少しだけ。


 ディープインパクトという馬が、偉大なサンデーサイレンスから日本競馬への最後のギフトであったとすれば、彼に求められているものはただ勝利のみである。そして、その競走能力を目にした者の一人として言わせてもらうならば、それを期待しないことは失礼なことだとまで思う。

 決して競走馬として完璧なわけではない。明確な弱点も存在するし、負かしようがないというタイプの馬でもない。ローテーションだって疑問が残るようなもの。馬場に適応できるかさえ分からない。相手も楽なもんではない。だとしても、勝利を期待していいだけの実力を備えた馬だと私は思う。

 彼の走りに日本競馬の今後がかかっている。世界中で日本競馬が正当に評価されるためには、他の誰かではなくディープインパクトが凱旋門賞で勝利するしかないのだ。


 夢から7年。再び夢を見られることをただ喜ぼう。ただ見守ろう。そこにあるものが何であろうとも、我々はそこにあるものをこの目にしっかりと焼き付けよう。
史上最強の馬は?:何でもWEB投票RANKING

 史上最強馬論争ってのはいつの時代も存在するものだとは思う。そりゃこうやってweb上で投票って企画もあるだろう。

 今の時期にこんなのやればトップはディープインパクトになるに決まってる。そりゃそうだ。もしならなかったとしたら、不正投票・組織票の疑い浮上だ。そういうもんだ。だからそれはいいんだ。

 2位にテイエムオペラオーというのはちょっと違和感。現役時代、あれだけ弱い弱いと言われていた馬が、史上最強馬論争で名前が挙がるってだけで違和感。ましてや2位なんて言われたら、それはちょっとって気がする。ま、それでも現役時代を知らない世代が増えれば増えるほど、こういう馬は評価が高まっていくものだろう。4歳時8戦8勝、古馬中長距離王道路線のG1全勝なんて、国内ではこれ以上がありえない成績だ。

 サイレンススズカみたいな馬も上位に来るってのは分かる。私だってラブ・サイレンススズカだから、こういう時には投票したくなる方の人間。こちらはリアルタイム世代がいつまでも一番だったと言い続ける典型で、古くはタケシバオー・マルゼンスキー辺りがこれに当てはまるか。

 じゃ、こういうものの常連であるシンボリルドルフ・ナリタブライアンはどこかと探してみる。私は基本的にこういう時にはシンボリルドルフを推すと決めているし、ナリタブライアンはダビスタと並んで私が競馬を見始めた理由となった1頭だし、3冠達成時の圧倒的パフォーマンスは最強の冠が似合う馬だったと思っている。

 ナリタブライアンは3位。なるほど、2位の馬が違和感あるものの、席としては順当なところ。んじゃ、我らが皇帝シンボリルドルフ様はどこかと見ていくと、なんと10位。うーん、ちょっとこれは低すぎやしないかい? ま、投票数が少ないとこういうこともあるもんかな、と。

 と。と?

 7位にフジキセキが入ってる!

 いやいやいやいやいや。そりゃ個人的にはこういう最強馬論争で名前挙げたい馬ではあるさ。でも現役時代の短さなどなどの理由から、名前を挙げるべき馬ではないと思っているわけさ。

 それなのに、こんな場所で勝手に名前が挙がって、普通に票を集めてしまっているじゃない。いったい何が起こっていると言うのだい?


 冷静にこうなってしまったことを分析してみる。

 ディープインパクトがダントツの1位となっているように、こういう投票に参加する層は競馬歴1,2年だかのファンが中心になっている。そういうファンは、どうせほとんどの馬が現役時代を知らない馬ということになる。では、そういうファンが過去の馬をどのように認識するのかと言えば、産駒が走っている種牡馬としての姿で認識するわけだ。

 ちょうどディープインパクトフィーバーと時を同じくして、フジキセキカネヒキリという最高傑作を送り出した。2005年はリーディングサイアーランキング3位、今年は現時点で2位につけている。

 つまり、ディープインパクトから競馬に入ったくらいのファンからすれば、フジキセキは日本馬の中でも種牡馬として非常に優秀な馬という認識をされることとなるわけだ。そして現役成績を見てみれば、志半ばで引退したものの幻の3冠馬などと呼ばれたりなわけだ。

 なるほど、評価が上がってきていても不思議はない。


 うーん、ここに来てまさかフジキセキの評価が上がっているなんて。ちょっと想像もしなかったなぁ。ま、せっかくだから投票しといたけど。漆黒の馬体、星ひとつ、てね。
■ハーツクライ
 ハーツクライが今週末’キングジョージ’に出走する。欧州の一級G1に有力馬の1頭として日本馬が出走するのは、7年前のエルコンドルパサー以来。それだけで素晴らしいことだし、それだけでドキドキするようなこと。当日はフジテレビでのちょいと遅れての録画放送を、ダビスタP片手に観戦する予定。

 この機会に応援する日本の競馬ファンとして、できるだけ公平な立場からの視点をちょっと考えてみたい。多少手抜きになるが。


■主観
 ハーツクライは現在のところ唯一ディープインパクトを破った馬で、ドバイシーマクラシックでも逃げ切っての圧勝を繰り広げているだけに、ここ10年でも抜けた最強候補の1頭と考えている人もいるだろう。

 しかし主観で語らせてもらうならば、私は同じサンデーサイレンス産駒の括りでも、スペシャルウィークの実力には及ばず、ゼンノロブロイと同じくらいの実力ではないかと思っている。ちょうど2004年秋のゼンノロブロイの確変期と同じような状態に入っている、というのが私の評価。これは人それぞれの評価だろうが。

 主観ではなく絶対的な評価として語ろうとするならば、スペシャルウィークハーツクライよりも日本での実績が上回っていて、ハーツクライスペシャルウィークが出走すらしなかった海外G1での勝利を記録しているということくらい。しかし、それをもってどちらの方が強いのかを断じることは不可能だし、どちらが偉大なのかさえ語ることは難しい。


■強さ
 そもそも強さというものは比較のしようのないもので。例え同じレースに出走したことがあったとしても、その条件でのレースではその日はどっちが勝利した、ということしか語れないわけで。その結果がそのまま強さの順列をつけるものではない。

 例えば東京コースではどちらの方が強く、中山コースではどちらが強いということがあるように、適性というものがある以上は絶対的な能力比較などそもそも不可能なのだ。

 函館SSでビーナスラインが人気薄で勝利し、函館記念ではエリモハリアーが連覇を達成。だからといって、他競馬場でその両馬が同じように他の馬に対して優位に立てるかというと、そう考えている人の方が少ない。小倉・中京の中距離で実績を残しているメイショウカイドウは、昨年秋には毎日王冠・天皇賞で無様に惨敗を喫してしまった例もある。

 日本国内でさえこれだけの違いがあるのに、日本と海外の競馬場を比較しようとしてもできるわけがない。ハーツクライは日本とドバイの芝で結果を残したということで、スペシャルウィークよりも遠征への適性の高さと、馬場への適性の広さという点で優位に立っている。もちろん適性の広さは弱点の少なさであり、偏った一部の能力だけで結果を残しているわけではないという論拠にはなるが、それもまたスペシャルウィークに対して絶対的な優位に立てる要因ではない。あくまでも特徴として捉えるべき範囲内の話でしかないのだ(個人的には弱点の少なさは名馬の条件とは思っているが)。


■結果に対して
 欧州の芝(この括りも強引だが)への適性。それがハーツクライにあるのかどうか分からない。さらには極東から欧州への遠征ということもあり、ハーツクライは不安要因が他の出走馬よりも多い。それゆえに、もし敗れたところでハーツクライが他馬よりも弱いということを表すわけではない。

 また勝利したからといって、ハーツクライ世界最強となるのもまた正しい評価ではない。ハーツクライは、遠征も苦としない心身の強さ、スタッフの技術力の高さ、欧州の馬場・ペースへの適性、そういったものを証明することができたという事実があるだけ。そしてこの条件では出走した他の馬に対して一応の優位性を示したという事実があるだけ。

 とにかく言いたいのは、負けたから弱い、勝ったから強いと騒ぎすぎるなよってことだけなのだが。

 もちろん、ハーツクライが勝利したならば、それは日本競馬史に残る大偉業であるし、名馬としてとても高いランクを獲得するということではある。そしてそれは、私たち競馬ファンは真夜中にテレビの前で歓喜に咽ぶことができるということだ。私もそれが楽しみでならない日本の競馬ファンの一人であることは間違いない。


■ちなみに
 これだけ書いといてすべてをひっくり返しかねないんだけども。書かずにはいられないんで。

 以上のことからどの馬が強いだとかの最強馬論争は無意味だとは考えていない。そういう話をするのはとても好きで、その自由を奪われたら競馬ファンとして発狂してしまうことだろう。

 そして上でハーツクライよりもスペシャルウィークの方が強いと言ったように、自分の主観という前提はあるものの優劣をつけることは可能だと思っている。

 それは実際にレースを見ての印象、ラップ分析によって、どういった能力が秀でているかというのは判断できると思っているから。そしてどういった能力を持った馬がより強い馬なのかという明確な基準が、自分の中にできているからである。

 願わくばハーツクライにはここで結果を残してもらい、日本に歓喜を届けるとともに、最強馬論争に油を注いでもらいたいものだ。

 競馬ファンの魂の叫びまで、あと4日。
■宝塚記念
 競馬に絶対はない。今まで世紀の番狂わせと言われるような結果を数多く見てきた。ましてやディープインパクトのような後方からレースを進めるようなタイプが絶対的な存在として君臨する場合、絶対と信じていたものが絶対ではなかったという現実が目の前で繰り広げられる確率は高くなるもの。

 そうは言っても、番狂わせが起きるにはあまりにも不確定要素が少なすぎる状況だった。唯一、馬場状態が悪くなったことのみが不確定要素として存在したものの、メンバー全体のバランスで考えた場合、対抗一番手だったリンカーンがまったく力を発揮できない馬場というのでは、ますます番狂わせは起きにくくなる。コスモバルクも足元を気にしていたようだし、結果的にディープインパクトはさほど渋った馬場を苦手としなかった(得意というわけではなさそうだったが)わけで、これではどう足掻いてもディープインパクトは負けようがない。

 展開的に不利がというのも、鞍上が力差があると感じて不利のないようにレースを進めて、周りも特に邪魔をしようということもないんじゃありえない話。せめて実力が接近した馬が何頭かいないことには、ディープインパクトも焦ってどうのだとか、展開の紛れでどうのだとかもない話。

 とまあそういうわけでディープインパクトが勝ちました。それ以外の何があるっていうんですかこのレースで。

 何の感慨もなくG1・5勝目。11戦10勝2着1回。相手がどうのではなく、これだけの結果を残してきたというのは事実であり、今回の4馬身差の勝利も圧勝と言われない辺りは恐ろしい話であり。間違いなく歴史的名馬による日本競馬の歴史的1ページが記されている最中にいるのだが。アホみたいに盛り上がれないことが非常に残念というかもったいないというか。


■ライバルの話
【仏GI】ハリケーンラン2度目の敗戦…サンクルー大賞典
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200606/ke2006062609.html


 ということで最大のライバルと見られたハリケーンランが負けちゃいました。プライドとかいう6歳牝馬相手に。ま、向こうはこういう前哨戦の負けはそんなに気にしないし。いや、気にするけど評価落ちなどに繋がったりがないということで。

 そのプライドってのはどんな馬なのかというと、昨年の香港CやチャンピオンSで2着してたりする。同じく昨年フォア賞で勝利した時には、その後にジャパンカップを勝つアルカセットやBCターフを勝つシロッコをまとめて破っていたりする。ま、弱い相手じゃないわけだ。

 そういえばドバイワールドカップを勝ったエレクトロキューショニストウィジャボードに負けてたりしたなぁ、と。去年の話になるけどもドバイシーマクラシックを勝ったハーツクライって馬は宝塚記念でスイープトウショウって牝馬に負けていたなぁ、と。

 ディープインパクトのライバルと目されている馬は軒並み牝馬に負けているという事実。これがレベルが低い相手ということになるのか、牝馬が勢いがある時代と見るべきか。

 個人的にはひいき目抜きにエルコンドルパサーの時の方が相手は怖かった感じではあるよなぁ、と。というか重馬場のモンジュー相手だもんなぁ、と。


■各新聞
【宝塚記念】いざ世界の舞台へ!ディープ泥だらけの圧勝
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200606/ke2006062601.html

インパクト5冠!凱旋門賞王手/宝塚記念
http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20060626-51513.html

ディープ圧倒5冠!史上最速10億円馬
http://www.daily.co.jp/horse/2006/06/26/0000059227.shtml

ディープ雨中で飛んだ!いざ凱旋門賞…宝塚記念
http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20060626-OHT1T00087.htm

英雄5冠!次は世界王者だ?宝塚記念
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2006/06/26/01.html


 まあ各社色々とがんばっているけども。まず言いたいのがニッカンさんはディープインパクトのことをインパクトと呼ぶなということ。ね。それと凱旋門賞王手って、天皇賞を勝った時と今回とでどこが凱旋門賞勝利へ近づいたのか教えてくれってのを。

 あとサンスポさん。ことさら国際G1宝塚記念って強調しなくても。でもこれで世界に向かう前に一応国際G1馬という肩書きが得られたわけで。一応宝塚記念に出走する意味はあったんだねよかったね。

 んで各社触れているけどデイリーさんは見出しから史上最速10億円馬なんてミニニュースを前面に。宝塚記念出走の意味はそこにしかなかったと言わんばかりでなかなか好感。

 スポニチさんは勝手に次走を凱旋門賞に決めるなってくらいか。そんなにディープインパクトに負けてほしいのだろうか。

 報知さんはとても安定して無難な記事でした。逆に言えば最も読む価値が云々。

 いや、仕方ないと思いますよ。みんな無理して盛り上げている感あるし、とりあえず大きく扱う価値があるコンテンツなんだろうなぁと思いますし。誰が悪いってこともないと思いますよ。ただ私が不機嫌なだけですから。
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