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2冠馬メイショウサムソン元気に凱旋…宝塚記念は回避:SANSPO.COM>競馬
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200605/ke2006053006.html


 メイショウサムソン陣営はどうやら宝塚記念には興味を示してない模様。瀬戸口調教師ならばと思っていたのだが、どうやらネオユニヴァースの時には社台の強い意向ってやつだったのだろう。それともわざわざ宝塚記念出走に関しての記事が出ているくらいだから、瀬戸口さんはディープインパクトがいなければ出走しようという意思はあったのだろうか。

 ディープインパクトみたいなのがいるってのに進んで出走する方がおかしいと考えるのが普通なのかもしれない。しかし、相手が3冠馬ならこちらも2冠馬。未対戦の相手。

2冠馬メイショウサムソン元気に凱旋…宝塚記念は回避:SANSPO.COM>競馬
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200605/ke2006053006.html

なお同厩舎の3年前の2冠馬ネオユニヴァースは同年の宝塚記念に出陣(4着)しているが、サムソンは「強い馬(ディープインパクト)がいるし、そういう話はない」と、瀬戸口師が否定した。

 陣営からのこの発言はちょっと残念。そりゃ個人的にもディープインパクトの方が強いだろと思ってはいるのだが、一番味方すべき人間がそういうことを言っちゃいけないんじゃないかと思うのだが。ダービー終了時点では無敗馬と5敗馬の違いはあれども同じ2冠馬。相手に敬意を表するって意味があったにせよ、もう少し自分の馬にも敬意を表してほしい。

 先日今年初戦を圧勝で飾ったハリケーンランが出走予定の’キングジョージ’にも、欧州各国の3歳最強クラスからの出走はあるだろうし。これだからいつまでたっても宝塚記念は格が上がらず、中途半端な位置付けのままなG1なんだよなぁ。

 あ。中途半端な位置付けのG1だから出走しないのか。納得。


■反省
 さっき昨日のエントリを読み直してみて自分でも驚いたのだが。アレ、まったく日本語になっていない恥ずかしい代物だね。ここ1,2年では書いたことのないような酷い文章。あんなものを読ませてしまったのかと思うと反省しきりです。精神的に少々疲れているということにしといて勘弁してください。
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■第73回東京優駿
 昨年とは打って変わって混戦模様のダービー。単勝オッズを見ても頭ひとつ抜け出すようなカリスマ性を持った馬はいないようで、ディープインパクトきっかけで競馬を見始めた人にはなんともつまらないダービーになってしまったのではないかと。午前中の雨もあり、入場者数も伸び悩んでいた。売り上げに関しては目黒記念の存在を無視できるのかどうかがわからない(検証してない)ので、ここではとりあえず入場者数が減った分だけ減ったんだろうとしておく。

 そもそも上半期はクラシックの話題で一色、下半期が古馬戦線に注目が集まるというのが例年の傾向だが、今年はドバイに始まって’キングジョージ’やら凱旋門賞やらとディープインパクト・ハーツクライを中心に古馬の海外遠征で話題が盛り上がっていた。そこに時代錯誤な泥臭いヒーロー・地方競馬の星ことコスモバルクが、時代の最先端を行くレース選択で競馬史に残る偉業を達成したり、海外遠征の怖さを改めて感じさせたりと、古馬陣が史上稀に見るほど層が薄いくせに話題独占してしまう。

 加えてクラシック戦線では牡馬の主役となる予定だった派手な血統のフサイチ・アドマイヤ冠を抑えて皐月賞を制覇したのが地味な血統のメイショウ冠。その背景には馬はデビュー10戦目、騎手はデビュー22年目での悲願という21世紀とは思えない古臭い浪花節。そりゃディープインパクトに熱狂するファンの心を捉えられるはずもない。

 ダービーの人気順とオッズを見ても、誰もが困惑しているのが窺い知れた。『皐月賞馬だし強いんだろうけど……』メイショウサムソンが一応の1番人気。続くのは『主役になると思っていたんだけど……』アドマイヤムーン・フサイチジャンク、『前走は良かったんだけども……』アドマイヤメインという並び。どの馬にもついてくる『……』がファンの苦悩を表す。

 ディープインパクトと競馬を記号的に置き換えられるファンではそそられるわけもないダービー。

 こんなにワクワクするダービーなんて、そうそうあるもんじゃない。


■ふと
 ↑のって、レース前に書くような内容ですね。そうですね。


■予想外の展開
ダービーラップ
12.6-11.8-13-12.8-12.3-12.7-12.9-12.5-12-11.5-11.8-12 (37.4-35.3)


 予想通り逃げに出たのはアドマイヤメイン。予想と違ったのはテンからゆっくりとした流れの中で、誰も絡むことなく押し出されるような形で先頭を奪ったこと。まさかこんな展開でレースが進行するとは思いもしなかった。そしてもっと想像できなかったのは、そのままスローな流れのままレースが進行していったこと。最終的にレースの上がりが35.3秒と上がり勝負になってしまったこと。

 以下、アドマイヤメインの近3走ラップ。

青葉賞ラップ
12.6-11.1-12-12.4-12.3-12.1-12.5-13-12-11.5-11.6-12.2 (35.7-35.3)

毎日杯ラップ
12.5-11.2-11.9-12.1-12.3-12.5-12.1-12-11.7-12.2 (35.6-35.9)

500万下ラップ
12.9-11.6-12-12-11.8-12-12.1-12.1-11.9-12.5 (36.5-36.5)


 逃げで連勝を始めた時から、テンはさほど速くもないラップを刻んでいるが、道中も緩みないペースを刻んで最後もバテることなくまとめるミホノブルボン型の逃げだった。その形のレースで結果を残した馬に簡単に先頭を譲ったことも驚きならば、先頭に立ってからスローに落として逃げることも驚きだったわけだ。

 全馬が色気を見せてしまったから起きた勝負の綾。誰もが勝ちに行っているのに、誰もが勝つための最短距離を走ることができずにいた。


■勝てる馬
直線では後方勢はスローペースと馬場に持ち味を生かせないまま、前に行って内を回った馬で決まった。そんなレースで唯一自分のレースに徹したメイショウサムソンが力強い走りで2冠を達成。常に自分のレースができる安定感が今回もレースを支配する形となった。


■質・レベル
馬場が午前中までの雨で渋り、午後からの好天で少しずつ回復。またしても内有利な馬場でのレースだった。加えてのスローペースで上位はほとんど内枠から先行した馬に占められてしまったのは事実である。外枠に入り後方から行った馬は出番がないに等しいレース。今年のダービーが純粋な意味での最強決定戦からはやや離れたものだったのは否定できない。

 もちろん、そういうレースですんなり前につけることができるセンスや、内枠を引き当てる運も含めて実力だと言ってしまえばそれまでではある。しかし、これが各馬の順列を決定付けるまでの意味を持つ結果だったと考えるのは早すぎる。

 そんなことを言っていると、世代の順列さえハッキリしないままに古馬とのレースを迎えることになってしまいそうだが。逆に各馬が得意とする展開、特性などは随分と分かってきた。その中で一番欠点が少なそうなのがメイショウサムソンであり、一番ついてないのがドリームパスポートであるというのは確定だろうが。


■サンデーサイレンス最後のダービー
 繰り返し言われていることだが、今年はサンデーサイレンス最後の世代。結果は2着?12着までサンデーサイレンスの血を持つ馬によって占められた。さすがという思いと、1着を逃したことで時代の終わりをも同時に感じさせる結果。幕切れとしてはいまひとつインパクトに欠ける気はするが、直仔がいなくなる来年以降も存在感が薄くなることはなさそうだと思わせる辺りがこの種牡馬の凄さなのだろう。


 ↓以下1頭ずつ
■フジキセキ通信・5月28日号
 今週は土日で勝利なし。ちょっと淋しい結果。連対したのもナリタプレリュードのみ。14頭の出走とはいえ、ちょっと残念だ。

 ナリタプレリュードは1番人気に推されてハナ差2着。1000万下ならいつでも勝てるといったところか。順番待ちと考えていいだろう。

 前走初出走で見事勝利したウインブレイズは大敗。速いペースで流れたレースをかかってしまってバタバタということだから、スピードには期待できそう。姉も出世は遅かったし、長い目で見てあげたい。

 そして競馬カレンダーの終わりであり始まりである日本ダービーには我らがドリームパスポートが勇躍出走。単勝人気は6番人気止まりだったものの、オッズでは11倍台と混戦の中の上位の1頭という扱い。皐月賞2着の実績はフロックじゃないぞと期待されたのだが。

 惜しい惜しい3着。本当に惜しい3着。前が止まらない展開を後方3番手追走から上がり最速で突っ込んできたのだから馬は本当に強かった。ここ3戦は決して展開が向いていないにもかかわらず、これだけの走りを見せているのだから、実力的には世代トップなんじゃないかと。いつG1を勝っても不思議ないというのはファンの欲目じゃないだろう。ただ、そこまで含めてナイスネイチャの匂いがプンプンするのが気になる。このまま四位でもいいけども、個人的にはルメールに一度乗ってもらいたいと思うのだが。
第73回東京優駿・サクラメガワンダー
第73回東京優駿・フサイチジャンク
第73回東京優駿・アドマイヤムーン
第73回東京優駿・ドリームパスポート
第73回東京優駿・メイショウサムソン
第73回東京優駿・マルカシェンク
第73回東京優駿・ジャリスコライト

 さて。勝負の鍵を握る1頭です。

アドマイヤメイン 牡3
 9戦4勝 2着2回 3着1回
 1着:青葉賞G3・毎日杯G3
 2着:特になし
 3着:特になし


 きさらぎ賞までは普通の馬だったが、そこから初勝利以来の逃げる作戦で500万下→毎日杯→青葉賞と3連勝。伏兵以上の扱いでダービーに駒を進めてきた。残念ながらこの馬も豊が選ばなかった馬ということになるが、ペースを握ることが予想されるので侮れない存在。

 キレはまったくないので初勝利からしばらく健闘止まりだったものの、改めて脚質を逃げに変えてからは圧勝続きで連勝中。完全に自分の走りを確立した感があり、自由に走らせてしまうとそのままゴールまで押し切ってしまいそう。

 青葉賞の圧勝は3,4角でペースを落とすことができたからというのは間違いなく、今回は直後辺りにつけてきそうなメイショウサムソン・フサイチリシャールがどれくらいつついてくるのかが問題だろう。あまりつついてこなければ再現まである。1000m通過が60.4秒で上がり3Fを35.3秒でまとめることができるのだから、それこそサニーブライアンの時と同じようなレースになってしまうだろう。

 ただ、前回のように4角前でつつかれないこともないだろうし、ならば後続にある程度脚を使わせるような形=後続を少し離しての逃げに持ち込めればかなり面白くなる。もし離さない逃げだと4角回りきった辺りではメイショウサムソン辺りには並びかけられてしまっているだろうし、そこからのキレ勝負ではちょっと不利すぎる。ましてや今回は末脚勝負にかける馬が軒並み鋭い決め手を持っている。ある程度の差をつけておかないとただのペースメーカーになってしまう。

 そうは言ってもこの馬は逃げてもテンが速くない(テン3Fを35秒台後半)ので、道中で今までよりも厳しく緩まないラップを自分から演出しなければならないわけで、下手に息を入れるレースをしてしまうとどうなんだろうと思う。そうなると鞍上の腕に期待するしかないのだが、鞍上は先週アサヒライジングでいい予行練習を行ったところ。オレハマッテルゼの時もそうだったのだが、今までにない積極的な攻める乗り方を重賞で見せてくれているので、勢い的には期待してもよさそう。また、当日は午前中までは雨が確定的で、この馬には持って来いの形。状況は整ったと言っていいんじゃないかと。

 ということでこの馬は馬券圏内に残る時には頭で、頭を外したら圏外まで飛んでしまうんじゃないかと。勝負になるレースができるかどうか。できれば一発ある。
第73回東京優駿・サクラメガワンダー
第73回東京優駿・フサイチジャンク
第73回東京優駿・アドマイヤムーン
第73回東京優駿・ドリームパスポート
第73回東京優駿・メイショウサムソン
第73回東京優駿・マルカシェンク

ジャリスコライト 牡3
 5戦3勝 2着0回 3着1回
 1着:京成杯G3・いちょうSOP
 2着:なし
 3着:朝日杯フューチュリティSG1


 今年のダービーにただ一騎参戦する関東馬。京成杯勝利でクラシック出走圏内の本賞金を獲得するとあっさり休養、休み明けで皐月賞という使い方はいかにも藤沢流。藤沢流休み明けG1参戦はシンボリクリスエスといいゼンノロブロイといい、あまり良い結果を残していない傾向があるので、この馬も皐月賞の走りは本物じゃなかった可能性が高い。叩いて2戦目での浮上は充分ありえる。

 この馬の評価を上げているのはなんと言ってもいちょうS。スローの瞬発力勝負になって直線2度の不利を受けながら33.3秒の上がりで差しきった走りは、あのエアグルーヴを思い出させるような衝撃的な勝ち方だった。何度でももう一度加速というのができるのだから、パワー溢れるタイプなのだろう。単純にキレという点では今年の上位馬に極上のキレを持つ馬が多いのでそこまで目立てないが、馬場が渋っても関係なく瞬発力でやってくることはできそう。そういえば兄のアグネスデジタルが勝った天皇賞も馬場が渋っていた。

 しかしこの馬の場合はいちょうS以外のレースで案外な走りしか見せていない点が気にかかる。中山コースは苦手ということなのか、いちょうSは緩いペースになったからあのような走りができただけということなのか。イマイチ判断しかねる。

 もしこの馬がすんなりと先行するタイプであればもっと評価したいところなのだが、末脚勝負ではもっと凄いのがいるという印象。今回もし先行しようとしても、緩いペースで後方、締まったペースで後方と、後ろからばかりの馬が急に脚質転換に成功するとは思えない。というか、もしかしてこの馬はG1クラスではスピード不足だったりするんじゃないだろうか。兄のシェルゲームの方の重さを思い出す。

 折り合いには不安のない馬なので力は発揮するだろうが。ちょっと今回は消極的に消す方向か。

 ただ、怖いのが鞍上。2着続きと言われるが、その2着のほとんどが人気以上の好走。単に『この馬の走りをするだけ』などと言いながらこの一発を勝つための努力を放棄する騎手どもとは違い、勝つためのロジックを組み上げて勝つための走りを実行する腕を持っている騎手だと思うので、ひょっとしたらこの馬くらいの力があればなんとかされちゃうんじゃないかという風にも思わされてしまう。

 東京競馬場で行われる最高峰のG1に、関東NO.1厩舎に所属する唯一の関東馬とその鞍上の関東NO.1騎手。指をくわえて黙ってみているような陣営じゃないだろう。
第73回東京優駿・サクラメガワンダー
第73回東京優駿・フサイチジャンク
第73回東京優駿・アドマイヤムーン
第73回東京優駿・ドリームパスポート
第73回東京優駿・メイショウサムソン

マルカシェンク 牡3
 4戦3勝 2着0回 3着0回
 1着:デイリー杯2歳SG2・京都2歳SOP
 2着:なし
 3着:なし


 2歳時には世代最強との呼び声が高かったマルカシェンクが前走京都新聞杯でターフに戻ってきた。ダービー出走馬の中ではフサイチリシャール・ドリームパスポート・アペリティフ・スーパーホーネットを直接対決で下してデビュー3連勝。復帰戦の京都新聞杯を含める全4戦で上がり3F最速をマークしているいかにもサンデーサイレンス産駒らしい極上の切れ味を武器としている。

 前走での敗戦も休養明けの叩きレースであったことを考えれば無視していいもの。内容も超がつくようなスローを後方追走し、大外をぶん回して伸びてきて上がり3F最速を記録するなど、2歳時の凄みを思い出すには充分な内容。それで先頭から1馬身半程度の差ならば勝ちに等しい。試走の意味合いが強かったレースでこれだけやるのだから、その才能はやはり世代上位。鞍上の福永もフサイチリシャールが朝日杯フューチュリティSを勝った時にも『マルカシェンクの方が強い』と言っていたほどの惚れ込みよう。走力のみで考えた場合には少なくとも上位と互角の評価が必要。

 しかし多頭数戦の経験がないこと、前走京都新聞杯がスローで流れたこともあってスローペースしか経験していないことが不安点。もまれるレースに対応できるのかもわからない。ここまでの4戦はすべてテンの3Fが37秒台、1000m通過が一番速かったもので61.9秒(京都2歳S)と、極端なスローしか経験がないというのがどうしても気になる。つまり、実力云々以前の問題で不安点が多すぎるというのがこの馬の位置。

 京都新聞杯では現時点でも世代トップクラスのキレを証明したし、叩いて2戦目の上積みも当然期待はできる。能力的には頭まで考えられる逸材だろうが、いかんせん経験不足ゆえに軸に据えるには怖い。この馬も押さえ候補でしかないか。分からないから買わない、分からないから買う、そのどちらでもいいと思う。ただ、単式馬券で頭まであり得るということは忘れないようにしたい。
第73回東京優駿・サクラメガワンダー
第73回東京優駿・フサイチジャンク
第73回東京優駿・アドマイヤムーン
第73回東京優駿・ドリームパスポート

メイショウサムソン 牡3
 10戦5勝 2着3回 3着1回
 1着:皐月賞G1・スプリングSG2・中京2歳SOP・野路菊SOP
 2着:きさらぎ賞G3・東京スポーツ杯2歳SG3
 3着:特になし


 皐月賞馬。スタートしてすっと先行できるスピード、緩みないラップを追走するスタミナ、しぶとく最後まで伸びる勝負根性。非常に合理的なレースで隙のない強さを誇る。能力的にも世代トップクラスなのは間違いないが、レース振りが安定感を生んでいるのだろう。

 2歳時から目の上のたんこぶ的存在であったフサイチリシャール・ドリームパスポートの2頭にはスプリングSで初めて先着してそのまま連勝で皐月賞制覇と着実な成長を見せているのだが、ここまでキャリアは10戦と最近の皐月賞馬の中では飛び抜けて多く、ダービーまでの上積みがどれだけあるのかは期待できない。

 コースが府中に変わることはマイナス材料でもないだろうが、府中に変わることがプラス材料となる馬が他の実力上位馬に多いので、その分の差は詰まってしまうだろう。また、皐月賞ではこれ以上ないレースをした感じもする。同等はできてもあれ以上のパフォーマンスを見せられるかと言うと厳しいかと。

 つまり実力上位で今回も自分の力は出してくるだろうが皐月賞以上のものは望みにくく、他の上位馬からは差を詰められそうなファクターがいくつかあるので、メイショウサムソンへの評価としては、押さえるべき存在だがあくまでも押さえまでというものとなる。3連複の組み合わせの中に入れとこうという存在。

 個人的には、同父のテイエムオペラオーがダービーで負けたような形での敗戦となるのではないかとにらんでいる。先行して早めに抜け出したところを外から交わされて3着前後。そんな形。

 また、父オペラハウスのイメージからか距離延長もプラス材料と捉えてしまいそうだが、この馬は明らかにスピードタイプであり皐月賞くらいの距離に高い適性を見せるタイプだろう。そういう意味でも厳しいレースになればなるほどダービーでは見劣ってしまう。馬場は滑るような馬場だけはよくないというのも頭に入れておきたい。
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 ダービーはすべてのホースマンにとって夢である。

ドリームパスポート 牡3
 8戦2勝 2着4回 3着2回
 1着:きさらぎ賞G3
 2着:皐月賞G1・京都2歳SOP・萩SOP
 3着:スプリングSG2


 皐月賞2着馬。皐月賞馬を破っての重賞勝ち実績あり。3着を外したことがない。一瞬のキレは間違いなく世代トップ。前走から鞍上強化。個人的にもひいきの馬。それでも強気になれない自分がいる。すべては父フジキセキという血統ひとつで。

 最大の特徴である一瞬のキレは同世代では誰にも負けないものを持っているが、その分長い脚が使えないという弱点を抱える。東京競馬場にコースが変わるのはマイナス材料だろう。瞬発力勝負に持ち込めば自信を持てるが、緩みないペースを作るアドマイヤメインの存在もこの馬にとってはマイナス材料。きさらぎ賞のレース後に鞍上の安藤勝から「1800mまでの馬」発言が出たことから距離延長への不安もある。

 きさらぎ賞、スプリングS、皐月賞と、すべて内を突いて伸びてきたのだが、今回は外枠に入ってしまったのも気になる。そろっと出して後方の内につけるレースでは、勝負どころまでに前から離されすぎる危険性がある。馬群は気にしない馬だからどうしても内枠が欲しかったのだが。さらに鞍上は高田から四位に乗り替わり。常識的に考えれば圧倒的な鞍上強化なのだが、脚の使いどころが難しいこの馬をテン乗りで力を発揮させるのは簡単ではないだろう。さらに騎手が外を回すレースを好むというのも引っかかる。

 正直この馬の勝つシナリオがあるとすれば、内枠発走から中団につけインベタで回ってきて、直線でも内をついて坂を上るまで我慢してから一気に仕掛けるというレースしかないと思っていた。そのすべてが叶わないものとなっては期待のしようもない。すがるものは何もない。たったひとりの言葉を除けば

「本来外から差した方が走る馬なのに、内からでも延びて来るんだから凄い」 
「マイルなんてとんでもない、距離は延びた方が良い」

 誰よりもドリームパスポートを知り尽くし、皐月賞ではパートナーとして2着に持ってきた高田潤の言葉である。

 状況を考えれば考えるほどドリームパスポートのダービー制覇は非現実的で夢物語のようなものなのかもしれない。奇跡でも起きなければ不可能なくらい困難なことかもしれない。

 それでも、夢を見るには充分なのかもしれない。
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