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2006年07月の記事一覧
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確実にデビューを重ねていくことが重要 
2006.07.31.Mon / 19:51 
■ポリール
 ちょいと遅い情報となってしまったが、7月28日にポリールがデビュー戦を迎えていた。

 船橋3RのJRA認定2歳(ウ)新馬にてデビュー戦。鞍上には神様石崎ということでこれ以上ない初陣だったものの、単勝59倍と下から2番目の人気で、レースの方も4着と健闘したものの着差は4馬身・4馬身・2馬身と大きく離されてのもの。

 そうは言ってもJRA認定競走でのデビューだったということで、ある程度のレベルの高さはあっただろうし、何よりも人気以上の結果を残してちゃんと賞金をくわえて帰ってきてくれたのだから、文句ない結果と言える。一度使われての変わり身などもあるだろうし、次戦へ望みを繋いだといったところだろう。

 とにかく無事に使えるというのが最低条件。父の人気を考えると地方での活躍も必要となってくる。なんとか頑張ってほしいところだ。
少ない中から無事勝利 
2006.07.30.Sun / 15:25 
■フジキセキ通信・7月30日号
 今日は5頭出走、と思ったら1頭出走除外になって4頭出走。その中でも無事1勝を挙げることができた。

 ラズベリータイムが未勝利戦を遂に突破。快勝だった。いつ勝ち上がるのかというくらいだったのでこれくらいのパフォーマンスも不思議はない。これでまた1頭勝ち上がり馬が増えた。

 夏開催に入ってもなかなか調子が戻ってこない。それでも未勝利戦で勝ち上がる馬が2頭いたり、2歳戦線でもまた楽しみな素材が出てくるなど、今後に期待が持てる感じにはなっている。


■カネヒキリ札幌記念回避

カネヒキリ札幌記念を回避、休養へ
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200607/ke2006073012.html
 交流GI帝王賞で2着に敗れたカネヒキリ(栗・角居、牡4)は、放牧を挟んで札幌記念(8月20日、札幌、GII、芝2000メートル)に向かうプランがあったが、同レースには出走しない方向であることが29日、分かった。「そういうプランもあったが、秋まで休養させることにしました」と角居調教師。具体的な復帰戦は未定となっている。


 カネヒキリについて半分くらい本気出して考えてみた というエントリで札幌記念出走を支持していたのだが。残念なことに回避ということに。これでは来年のドバイまでの間に、芝を使うチャンスはちょっと見当たらない。強いて挙げるならば天皇賞くらいか。左回りになる分こっちの方がいいとも言えなくもないか。

 しかし同じ武豊鞍上のエアメサイアが回避を発表してくれただけに、鞍上確保も決定的ということで出走するものと信じ込んでいたんだけど。ちょっと残念かなぁ。
なんだかまた勝てない病っぽい 
2006.07.29.Sat / 22:36 
■フジキセキ通信・7月29日号
 12頭出走して0勝。ちょっと上半期の勢いは完全に止まってしまっている。大きな悪い知らせもないが、大きないい知らせもないといったところ。小さないい知らせとして、新馬戦で2頭ともに2着、ミラクルボネットは1着入線して降着の2着と、2歳戦で久々に動きが出たってこと。

 小倉11R日向特別ビッグホワイトは8番人気の低評価を覆して2着。1400mを中心に使われていたので初距離だったここは嫌われたようで低人気だったが、このクラスは降級後2戦して3着、2着と実力上位だった。新ルールを考えると非常に馬主孝行なのだが、そろそろ勝ち上がってくれてもいいかな、と。

 新潟の新馬戦で2頭がデビュー。エイワンキセキは2着。ミラクルボネットは降着で2着。ともに早い段階での勝ち上がりが期待されるが、特にミラクルボネットには将来的に期待大。いいスピードを持ちながら、直線で右に左にとヨレまくって結果降着。まだまだ気性面が幼いながらも、素質の高さは感じられる。

 函館5R未勝利戦でハッピームードが2着。後がなくなる未勝利戦でまた1頭勝ち上がり。これでまた現役を続けることができるフジキセキ産駒が1頭増えたということ。とても喜ばしいことだ。


 明日はたった4頭しか出走しない。3場開催でこれはちょっと淋しい。
ダビスタPを始めたのだが 
2006.07.27.Thu / 20:25 
 フジキセキの実績がBのまま。リーディングサイアーランキングからも、2頭のG1馬を出したという実績からも、Aに昇格するという選択肢はあったんじゃないのって思う。

 あと、2頭のG1馬はともにダートG1馬なんだし、全体的な傾向でも芝に偏っているわけじゃないんだから、ダート適性は◎にして欲しかったところ。これはちょっと納得いかない。


 ま、そういうわけで、更新はしばらく少なくなります。

 もち、ダビスタに関してはGIGEKI -short conte-の方で。
ハーツクライが’キングジョージ’に出走することについて 
2006.07.26.Wed / 00:52 
■ハーツクライ
 ハーツクライが今週末’キングジョージ’に出走する。欧州の一級G1に有力馬の1頭として日本馬が出走するのは、7年前のエルコンドルパサー以来。それだけで素晴らしいことだし、それだけでドキドキするようなこと。当日はフジテレビでのちょいと遅れての録画放送を、ダビスタP片手に観戦する予定。

 この機会に応援する日本の競馬ファンとして、できるだけ公平な立場からの視点をちょっと考えてみたい。多少手抜きになるが。


■主観
 ハーツクライは現在のところ唯一ディープインパクトを破った馬で、ドバイシーマクラシックでも逃げ切っての圧勝を繰り広げているだけに、ここ10年でも抜けた最強候補の1頭と考えている人もいるだろう。

 しかし主観で語らせてもらうならば、私は同じサンデーサイレンス産駒の括りでも、スペシャルウィークの実力には及ばず、ゼンノロブロイと同じくらいの実力ではないかと思っている。ちょうど2004年秋のゼンノロブロイの確変期と同じような状態に入っている、というのが私の評価。これは人それぞれの評価だろうが。

 主観ではなく絶対的な評価として語ろうとするならば、スペシャルウィークハーツクライよりも日本での実績が上回っていて、ハーツクライスペシャルウィークが出走すらしなかった海外G1での勝利を記録しているということくらい。しかし、それをもってどちらの方が強いのかを断じることは不可能だし、どちらが偉大なのかさえ語ることは難しい。


■強さ
 そもそも強さというものは比較のしようのないもので。例え同じレースに出走したことがあったとしても、その条件でのレースではその日はどっちが勝利した、ということしか語れないわけで。その結果がそのまま強さの順列をつけるものではない。

 例えば東京コースではどちらの方が強く、中山コースではどちらが強いということがあるように、適性というものがある以上は絶対的な能力比較などそもそも不可能なのだ。

 函館SSでビーナスラインが人気薄で勝利し、函館記念ではエリモハリアーが連覇を達成。だからといって、他競馬場でその両馬が同じように他の馬に対して優位に立てるかというと、そう考えている人の方が少ない。小倉・中京の中距離で実績を残しているメイショウカイドウは、昨年秋には毎日王冠・天皇賞で無様に惨敗を喫してしまった例もある。

 日本国内でさえこれだけの違いがあるのに、日本と海外の競馬場を比較しようとしてもできるわけがない。ハーツクライは日本とドバイの芝で結果を残したということで、スペシャルウィークよりも遠征への適性の高さと、馬場への適性の広さという点で優位に立っている。もちろん適性の広さは弱点の少なさであり、偏った一部の能力だけで結果を残しているわけではないという論拠にはなるが、それもまたスペシャルウィークに対して絶対的な優位に立てる要因ではない。あくまでも特徴として捉えるべき範囲内の話でしかないのだ(個人的には弱点の少なさは名馬の条件とは思っているが)。


■結果に対して
 欧州の芝(この括りも強引だが)への適性。それがハーツクライにあるのかどうか分からない。さらには極東から欧州への遠征ということもあり、ハーツクライは不安要因が他の出走馬よりも多い。それゆえに、もし敗れたところでハーツクライが他馬よりも弱いということを表すわけではない。

 また勝利したからといって、ハーツクライ世界最強となるのもまた正しい評価ではない。ハーツクライは、遠征も苦としない心身の強さ、スタッフの技術力の高さ、欧州の馬場・ペースへの適性、そういったものを証明することができたという事実があるだけ。そしてこの条件では出走した他の馬に対して一応の優位性を示したという事実があるだけ。

 とにかく言いたいのは、負けたから弱い、勝ったから強いと騒ぎすぎるなよってことだけなのだが。

 もちろん、ハーツクライが勝利したならば、それは日本競馬史に残る大偉業であるし、名馬としてとても高いランクを獲得するということではある。そしてそれは、私たち競馬ファンは真夜中にテレビの前で歓喜に咽ぶことができるということだ。私もそれが楽しみでならない日本の競馬ファンの一人であることは間違いない。


■ちなみに
 これだけ書いといてすべてをひっくり返しかねないんだけども。書かずにはいられないんで。

 以上のことからどの馬が強いだとかの最強馬論争は無意味だとは考えていない。そういう話をするのはとても好きで、その自由を奪われたら競馬ファンとして発狂してしまうことだろう。

 そして上でハーツクライよりもスペシャルウィークの方が強いと言ったように、自分の主観という前提はあるものの優劣をつけることは可能だと思っている。

 それは実際にレースを見ての印象、ラップ分析によって、どういった能力が秀でているかというのは判断できると思っているから。そしてどういった能力を持った馬がより強い馬なのかという明確な基準が、自分の中にできているからである。

 願わくばハーツクライにはここで結果を残してもらい、日本に歓喜を届けるとともに、最強馬論争に油を注いでもらいたいものだ。

 競馬ファンの魂の叫びまで、あと4日。
大将格が降格対象? 
2006.07.23.Sun / 18:25 
■フジキセキ通信・7月23日号
 本日は2勝。正直出走数も多いし期待馬も多いしで、4勝くらいとひそかに期待していたのだが。足りなかった2勝分がそのまま大将格のものと考えるとちょっと哀しい。

 タガノサイクロンが未勝利戦から2連勝。デビュー戦では上位馬の中で唯一後方から異次元の突っ込んできての2着、2戦目は出遅れながらも道中で位置を押し上げていき6馬身の大差をつけての圧勝。今日も持ちタイムからも勝って不思議なしといったところだった。これで一気に1000万下に突入だが、さすがにここではちょっと足踏みもあるかも。デビューも遅くなった馬だし、のんびりと成長を待ちながらでいいや。もし連勝を伸ばすようならムフフだけども。

 最終Rではナリタプレリュードが見事な勝利。こちらも2連勝。デビュー以来勝ち味に遅くこれで14戦して[4-4-5-1]という成績。それでも初の連勝をマークということで、これはもしかしたら一気の出世街道に乗った可能性もある。デビュー直後は芝で走り、初勝利も芝だったくらいの馬なので、ここらでもう一度芝も試してほしい。兼用馬としてうまく使っていけば、重賞のひとつくらい手が届くかも。カネヒキリ以外がいまひとつ結果が残せていない世代だけに、期待したいところ。

 さて。大将格の2頭はともに敗退。マルカキセキは休み明け、ちょっとリズムの良くない騎乗ぶりを考慮すれば、僅差3着は充分すぎるくらい。春先の不甲斐ない走りでちょっと不安があったのだが、これだけやれるのならば重賞制覇も遠くない話。次くらいで嬉しい知らせを届けてくれるはず。

 コスモマーベラスはなんだということもなく敗戦。ま、函館自体が特殊な馬場で、さらに今日はメインの函館記念でも2分5秒台での決着となるほどの馬場。小回り平坦1800mという条件はベストにしても、足元がちょっとこの馬に向いてなかったかもしれない。ま、牝馬ってのはこのくらいの相手に負けたりってのも不思議ないと漠然と思っているのでそこまで落胆はしていないけど。でもちょっと哀しかった。
千秋楽に見えたふたつの可能性 
2006.07.23.Sun / 18:04 
■把瑠都と稀勢の里
 いま、相撲界にはふたつの大きな若い才能がある。把瑠都稀勢の里だ。

 現時点ですでに上位陣とも相撲が取れるくらいの素質の高さを見せながら、その相撲ぶりはまだまだ未完成というのがハッキリと見て取れる。これからどんな力士に化けるのか分からない。ただ、大きな夢を見ることができる素材であることだけは、疑いようもない。

 しかし、今場所この二人の相撲を追いかけてみて(つっても取り組み映像は見てないが)、ちょいとばかり気になることが。同じように将来に夢を見ることができる素材だが、もしかしたら今場所が大きなターニングポイントとなってしまうのかもしれない。

 同星で千秋楽に対戦。把瑠都が持って生まれたサイズという才能を存分に生かし、それのみで相手を圧倒する相撲。懸命にそれに堪えようとしながらも土俵を割った稀勢の里。それぞれ今場所の相撲を象徴するような一番だった気がする。

 今場所の把瑠都に敗れた力士の言葉を拾ってみても、そのサイズとパワーに対しての驚きが多く聞かれた。逆に稀勢の里はまだまだ未熟ながらも懸命な相撲で星を拾っての成績。そうやって迎えた千秋楽でこのような相撲を繰り広げたことを考えると、どちらが今場所の相撲で得るものが大きかったのかと言えば、明らかに稀勢の里の方だろう。

 把瑠都は上位陣との対戦を迎えながら、才能だけで相撲が取れてしまっている。技術を磨かなくとも、今のままで通用してしまっている。未熟な分だけ星は伸びなかったものの、本人がこの相撲でいいのだと思ってしまっているんじゃないだろうか。そうだとしたら、彼はその大きな才能を開花することなく相撲人生を終えてしまう可能性は高い。いくらそのサイズが素晴らしい武器だとしても、それだけで優勝を許してしまうほど上位陣は使えない力士ばかりじゃない。

 上位陣が上位陣としてあり続けられるのは、自分の相撲を研究されても力を発揮できるつわものだからだ。お互いがお互いの相撲を研究し、相手に力を出させない相撲・相手の強さを封じ込める相撲を意識しながら、それでも生き残っているのが上位陣として定着している力士たち。今場所把瑠都の相撲は通用したかもしれないが、来場所以降も通用し続けるとは思えない。それだけの化け物ならば、今場所も優勝争いに加わっていることだろう。

 逆に稀勢の里は相手に強さを出されて苦戦しながらも、自分のよさを発揮しようと懸命の土俵が続いていた。生き残るために必要なことを、場所中に肌で感じることができたのだ。その中で考え、また自らを鍛えることで生き残ることができる。それでも才能なき者は残ることができない世界で、一応の勝ち越しという結果を残し、その才能のきらめきを見せ付けてくれた。今場所の相撲は輝けなかったかもしれないが、来年以降に繋がる場所だったと言える素晴らしい場所を経験できたように思える。

 把瑠都は確かに強い。秘めた可能性は夢を見させてくれるものである。それでも今のままの相撲を手放しで褒めていてはいけないのではないだろうか。今のままの相撲では通用しないと、誰かが気付かせてあげるべきではないだろうか。それができない上位陣が不甲斐ないというという面もあるが、だからといって見逃していいような才能ではない。このまま偉大な才能がスポイルされるのを黙ってみているわけにはいかない。

 朝青龍だけでは駄目。彼はもう凄すぎることをみんなが知っているから。できれば若の里のような存在がいてくれればいいのだが。というか、情けないと言われ続けている旧大関陣が、まだまだこんなもんじゃ通用しないぞということを、見せ付けてやらなければ。


■朝青龍と白鵬
 やはり小兵の朝青龍。四つに組まれて動きが止まる前に一気に攻め立てたのだが、白鵬が一瞬で起こして上手を取った瞬間には、ちょっと寒気がした。その後に攻め立てた姿もまわしを切った動きも、貴乃花のビデオを見ているというのが分かる動き。ちょっと四つ身が凄すぎる。

 朝青龍が巻き替えようとする瞬間を逃さず一気に出たが、そこで決めることができたのもそこまでの間に朝青龍を攻め立てていたから。あと一歩分でも俵まで余裕があったならば、身体を入れ替えて凌がれていたかもしれない。逆に朝青龍はそこまでの動きで、相手を攻めることができずただ凌ぐしかなかった時点で負けていたようなもの。

 素晴らしい相撲。なかなか見られるものじゃない。朝青龍も基本的に小兵力士でしかないのに白鵬相手に胸があっても、あれだけの抵抗ができるのだから恐ろしい。

 今後もこの二人は数多くの名勝負を繰り広げていくことだろう。千代の富士・貴乃花の夢の対戦を現代に復活みたいな感じで最初は見られるかもしれないが、ゆくゆく朝青龍・白鵬の対決として後世に語り継がれることは間違いない。

 新しい時代の幕開け。その決定的瞬間に立ち会っているのだと考えると、これ以上の喜びはあるわけがない。
なぜ朝青龍が王者なのか 
2006.07.22.Sat / 18:00 
 黒海は成長はしてないものの、勢いがあった頃に戻ってきているのかも。しかしあの頃から順調な成長を遂げていれば、すでに大関で不思議ない相撲っぷりを見せていただけに残念という思いのほうが先に立つ。あの足運びじゃいつまでたっても賑やかしのままだ。

 敗れた栃東は、初日に書いたまんま。パワーで強引に取られたら踏ん張れるほど状態は戻っていなかったということ。これは想定済みのことで、むしろ早々と勝ち越せたことを褒めてあげるだけの場所だったのかな、と。

 琴欧州はこれで千秋楽に勝ち越しをかける状況に。別にテレビ出すぎだとかそういうところに突っ込むつもりはないが、大関昇進を決めた頃の足裁きと現在の足裁きの違いを見ると、稽古不足なのか痛いところがあるのかどっちかなと。もしくは、相撲に対しての迷いが形に出ているのかも。メンタル面は大関として弱すぎるものがある。敗れた時に見せる表情を見ているとちょっとなぁ、と。力もあるしサイズもあるし、動きにセンスも感じられる。レスリング経験があのサイズに小兵並みの足裁きを与え、それが最大の武器となっているはずなのに。このチグハグな感じを早いところ戻せないと、出島・雅山のように元大関の平幕として定着するようになってしまうかも。

 千代大海は好調に見えていたのだが。いつの間にか黒星が並んでいるじゃないか。ま、こういう突き押し相撲だから負け始めるとそんなもんかもしれないが、それにしても情けない。今日は朝青龍に立ち合いの瞬間のスピードで負けていた。突き押し相撲がこれじゃどうしようもない。

 そして朝青龍は強かった。今場所は故障明けということで、いつもよりも慎重に相撲を取ったのかもしれないな、と。強さを見せ付ける相撲を意識しすぎての敗戦がたまにある横綱だけに(小兵だから仕方ないけど)、隙のない万全な相撲を意識していたら、下位にはもう負けようがない。派手な相撲に見えるけども、これだけの安定感があるということが、この人の凄さであり優勝回数に表れているわけで。今日も当たった瞬間にすでに相手にまったく相撲を取らせていなかった。白鵬も弱点を消していかないと、この人と優勝争いをするにはちょっと早いかなと言わざるを得ない。

 稀勢の里はなんとか勝ち越した模様。ま、1年くらいは上位で勉強して力をつける時期となるだろうから、その中で勝ち越せたということは評価してあげたい。三役にとどまりながら1年過ごせるようだと、これは本当に化ける。突き押し相撲に寄り始めているという話だが、四つ身に可能性を感じるので、バランスいい成長を望みたい。

 千田川親方が向こう正面の解説だったようで。知っていたらもっと早くから見ていたのになぁ。残念。
箸にも棒にもかからないなんてことはないさ 
2006.07.22.Sat / 17:40 
■フジキセキ通信・7月22日号
 先月と今月とはちょっと勝利数が伸ばせないでいる。それも下級条件での苦戦が続いている感じで、ちょっと先々淋しいかもと思ってしまう。今日も8頭出走して勝利はなし。それどころか、2着すらもない1日だった。

 2歳新馬戦に2頭が登場。オレンジスムージーテッシューヒカリ2頭。オレンジスムージーの方は、名牝系の祖となっているサワーオレンジに、ノーザンテースト・リアルシャダイ・トニービンと歴代リーディングサイアーがつけられてきた超良血。期待は大きかっただけにちょっと残念。しかし相手がメジロダーリングの娘だったり、直線1000mでのレースだったりで、まだまだ見限るには早いかな、とか。

 フジキセキの子供は、仕上がりの早さはあるけども、2歳夏から動けるほどの早熟性には欠ける。2歳の終わりから3歳にかけてで、それまでの時期に優位性を見せていた馬に追いつくのだ。2歳夏の重賞を勝ったのはワナのみで、あとは秋から冬にかけてでキタサンヒボタン・テンシノキセキ・グレイスティアラの3頭が2歳時に重賞勝利を挙げているのみ。一部の上級馬はクラシック前にも重賞戦線に絡み、3歳時での重賞勝利を見せてくれるが、4歳時にしっかりとした成長を見せて古馬重賞勝利がフジキセキ産駒の典型。

 逆説的になるが、すでに新馬勝ちを挙げているトーセンラピュタ・シャルロットノアルの2頭は、素晴らしい才能をひめている可能性があるわけで。そうそうこれクラスの期待をかけられる馬はいない。

 ちなみに去年もコイウタは夏の新馬戦で大敗デビュー、ドリームパスポートでさえ勝ち上がりが3戦目。そしてともに3歳になってから主役の1頭に躍り出た形。今日の2頭もまだまだ大丈夫。しかし、実力があればまったく動けないってこともないだろうし、2戦目以降も同じような着順だと……ということに。


■明日の出走馬
 明日は牝馬路線とスプリント路線の大将格が出陣。しかし、両者とも重賞じゃないという恐ろしいことになっている。ちょっと古馬陣の層の薄さが目立っていたけども。

 マルカキセキが必勝を期してここはオープン特別の北九州短距離Sに登場。サイレントウィットネスに追いすがった昨年のスプリンターズSは何だったのかってことになりつつあるんで、この辺りで名誉挽回に向けて勝利を掴みたい。賞金的にもそこまで余裕があるわけでもないしね。

 中山牝馬Sで1番人気に支持されたコスモマーベラスが1000万下牝馬限定戦に登場。ここは確実に勝っておきたいところ。ここを取りこぼすようでは、重賞で1番人気となる格はもうなくなったと判断してもいいくらい。さすがにここは何とかしてほしい。
競馬ファンの視点から外資参入について考えてみる 
2006.07.19.Wed / 22:10 
■クールモア、日本上陸?
クールモア、日本上陸?:Racing Blog 2006
http://blog.livedoor.jp/birdcatcher/archives/50532866.html


 ダーレーに続いてクールモアまでもが日本競馬参入を本格的に目指しているんじゃないかって話。詳しくは上記の Racing Blog 2006 のエントリからどうぞ。


■大きな話
 国内の中小牧場がどうのだとか、日本人馬主がどうのだとか、外資に金を奪われるだとか。そういう大きな話も人並みにできる程度の知識はあるが、自分のブログで高説垂れるほどの見識があるわけでもないので、そういう論点で云々する内容が見たい人はググって詳しいところを探していただければ。


■小さな話
 ということで、ここでは一人の競馬ファン視点でこのニュースがもたらすものについて考えてみたい。大きな話と比べると、遥かにどうでもいい内容になってしまうが、競馬ファンとしてはちょっとした自己変革を強いられるのかもしれないことなので。


■日本馬の定義
 日本馬という言葉が指すものは、日本調教馬である。もっと分かりやすくすると、日本の厩舎に所属して親元から免許をもらった調教師の管理下にある馬のこととなる。

 それがたとえ日本で生産されようとも、海外で生産されようとも、日本で調教された馬であれば、それは日本馬として扱われる。親元からもマスコミからもファンからも。

 海外で生産された馬であれば、マル外と呼ばれ内国産馬とはちょっとばかり違う括りとされるが、それでも日本馬の枠内とされる。


■ダーレー・クールモア
 ダーレーやクールモアが本格的に日本競馬に参入してきたと想定してみる。父も母も海外で競走生活を送った馬で、馬主はダーレー(orクールモア)。そんな馬が日本で調教されて日本でデビューしたとして、あなたはその馬を純粋に日本馬として見ることができますか?

 日本馬の定義からすれば、そういったケースでも立派な日本馬として扱われることになる。それでも競馬ファンやマスコミは、純粋に日本馬として扱うことができるのだろうか。

 また、その馬の生産地が日本ではないという条件までついてきたとしたら、どうだろう。ルールとして可能かどうか知らないが、海外馬としてデビューしてから移籍してきたりしたら、どうだろう。移籍ではなくとも、ジャムシードサンデーピクニックのようなやり方は可能だろうし。

 さらには、純日本血統で日本国内で生産されたが、馬主はダーレー(orクールモア)というケース。そんな馬が日本調教馬だったり、海外調教馬だったりしたりしたら、競馬ファンやマスコミはいったいどのように扱うのだろうか。


■日本競馬の文化
 外国人馬主を認めずに進めてきたことで、今になって急に外資の馬主が現れたらそれを異質なものとして感じてしまう。これは日本競馬がずっと鎖国を続けてきたことの影響であり、それは仕方のないこと。それに対してどのように振舞えば正解という話ではない。

 血統面では、自国の血統を育むのではなく輸入繁殖馬に頼り続けたことで、今更横文字の父母を持つ馬がいたところであまり気にならないかもしれない。しかし、逆に外国馬として扱うべきなのに血統は純日本血統というケースは、日本の競馬ファンはまだ経験していない。その機会もダーレーやクールモアの参入をきっかけに生まれてくる可能性はあるだろう。そこでも日本の競馬ファンは試されてしまうのだ。


■無理矢理まとめ
 最も自然なあり方は、ケースに応じて生産地・調教地によって、馬の国籍を判断すること。ただそれだけの話なのだが、日本の競馬ファンはその準備はまだできていない。何が正しくて何が間違っているのかという話よりも、これはただの感情的な部分での話である。

 今回の外資参入をきっかけに、嫌でも競走馬に対しての意識は変わっていくだろう。これが一頭一頭の馬の背景に対して、よりいっそう興味を示して愛してやることができればこれ以上のことはない。

 薄まりつつある競馬のドラマ。もしかしたら、それが還ってくるチャンスなのかもしれない。日本競馬にとって、競馬ファンにとってのチャンスなのかもしれない。
セレクションセール2日目・良くも悪くも 
2006.07.18.Tue / 20:05 
■セレクションセール2日目
 今日はフォーティナイナーの産駒が4935万円で落札。高額と呼べる落札額も、セレクトセール直後だから落差の激しさから安すぎるように思える。種付け料に飼育料と利益分を考えたらこの辺りが妥当だろって額ではあるけども。ホントは馬主側がもっとパトロン化してくれた方が助かるんだろうけど、このご時世じゃそうもいかないわけで。だからってビジネスとしては甘ちゃんすぎる馬主ばかりで。


■フジキセキ産駒
 1歳馬は7頭上場……かと思ったら欠場2頭。サラトガビューティの欠場はちょっと残念かも。ということで、5頭上場して落札されたのは3頭。2日あわせて9頭上場して5頭落札されたということに。

シルクスパイシー2005 牡馬
 落札額:1890万
 落札者:ノーザンファーム



マウントグローリの17 牝馬
 主取り



マジョリカ17 牝馬
 落札額:1186万5千
 落札者:櫻井欣吾



ミスベイブリッジの2005 牡馬
 落札額:2100万
 落札者:水戸富雄



アンメロディー2005 牝馬
 主取り



 今日の最高額はミスベイブリッジの2005が2100万。2日目では2番目タイの高額落札となった。

 牝系を遡ればシラオキに辿り着く名牝系。曾祖母ローズトウショウからは、孫にシスタートウショウ、曾孫にマチカネフクキタル・シーイズトウショウという分岐もあるが、祖母チアートウショウからはこれといった活躍馬は出ていない。それでも2000万を超える落札額なのだから牝系は偉大だと言うしかない。

 シルクスパイシー2005は牝系を紐解けば祖母ハシノダーリアの従兄弟にダービー馬メリーナイスが見つかる程度か。それでもノーザンファームによって、2000万に迫る額での落札なのだから、それなりに見るところがあるのだろう。


■セレクトセールとセレクションセールを見て
 主取りもそれなりに多かったものの、どちらもまずまずの結果か。印象的なのは、特にセレクトセールだから高額馬が多く出るわけでもなかったこと。

 今年は2頭ほどセレクトセールで今までの落札額記録を破る高額落札馬が出たものの、それ以外はセレクションセールと比較してもほとんど変わらない落札額ばかり。特に今年のセレクションセールでは、初日に最高額を記録するなど、全体的にセレクトセールと変わらないような結果だった。

 今年は現時点でリーディング2位を走り、重賞4週連続勝利だとかフェブラリーS優勝だとか、いっぱしの1流種牡馬としての結果を残している割に、セレクトセールで過剰人気になることもなく、セレクションセールでもまずまずの値がつくなど、購買者からは良くも悪くも安定した評価をもらっているのだなと、改めて思わされた。

 だから良くも悪くも計算できる種牡馬としての扱いしか受けないし、超大物って言葉からはいつまでたっても無縁なわけで。そりゃソースのない2ちゃん情報だって分かってても信じたくなるもんなのよ……。
セレクションセール初日・最高額は初恋の馬同士 
2006.07.18.Tue / 00:02 
■セレクションセール初日
 初日、当歳馬。最高額はウインクリューガーの全弟とフジキセキ*ユウキビバーチェが4200万で並んだ。


■フジキセキ産駒
 4頭上場して2頭落札。内1頭は最高額。

スリーピングインシアトルの18 牡馬
 落札額:2100万
 落札者:社台ファーム



ファイナルファンタジー(母:ニホンピロビッキー) 牡馬
 主取




アスリート(母:フジノミュージカル) 牡馬
 主取




ユウキビバーチェの2006 牡馬
 落札額:4200万
 落札者:(有)コスモヴューファーム



 ユウキビバーチェの2006が初日最高額を記録。母ユウキビバーチェは、フジキセキと同期で、オークス2着・チューリップ賞優勝などの実績。産駒はまだこれといった実績馬はいないものの、トニービンの肌ということで期待は大。

 というか、そもそもこのユウキビバーチェってのは、エイシンバーリン・ヤマニンパラダイスと並んで、私の初恋の馬の1頭である。もちろんフジキセキは私が最初に強いと思わされた馬なわけで、この2頭が同期ということもあわせて私にとっては最高の配合である。

 落札者の(有)コスモヴューファームはいわゆるビッグレッドファームの中のひとつなわけだが、こちらにあるように、ジョイ・サラブレッドクラブの育成を今年から担当している。つまりはアレだ、前ビックレッドファーム代表岡田繁幸氏が現在携わっているってことなんじゃないかと。

 この辺りについては実は勉強不足でよく分かっていない。岡田さんが息子に代表譲ったってのと、ジョイを買ったってのを別々に聞いていたくらいで。おそらくそんな間違ってないとは思うのだが。

 『馬を見る天才』岡田繁幸氏の眼鏡にかなったのならば、大きく期待できるんだけども。どうなんだろう。


 もう1頭の落札は社台ファーム。こちらも大手さんに目をつけてもらえたんだから嬉しいことだ。2頭の主取りは残念だが、なかなかの結果を残せたセレクションセール初日だったと言ってよさそう。
ゴールドリーヴァは少し厳しいのかもしれない 
2006.07.16.Sun / 19:11 
■ゴールドリーヴァ
 新潟6R新馬戦1400mに出走。道中は先行集団に取り付いたものの、速いラップに止まってしまったようで13着惨敗。

 レースは見てないので細かいところまでは分からないが、速いラップだったものの、1番人気のアキノキャプテンが最下位に沈んだ以外は、先行した馬がそのまま上位に残る結果だった。その中で13着まで沈んでしまったというのはちょっとショック。

 ダイタクリーヴァ産駒の牡馬として中央初出走だっただけに期待したのだが、こいつはちょっと勝ち上がるのも厳しいのかもしれない。次走で一気に変わり身を見せてくれないことには、地方に流れるしか……。
停滞期だからこそ我慢が必要 
2006.07.16.Sun / 18:46 
■フジキセキ通信・7月16日号
 10頭でやっとこさ1勝。どうにも勢いが戻ってこない。

 キラリダイヤモンドが勝利。この馬のおかげで未勝利を回避。ベレッツァ・タガノエクリプスは期待には応えたってくらいの2着・3着まで。

 今週はこの成績じゃ……ブライアンズタイムの足音が……。
中日の相撲観戦で雑文のまま 
2006.07.16.Sun / 18:01 
 把瑠都はやはりというかしっかり白星を先行させている。上位でいきなりこれだけ取ることができれば充分。怖い新星がやってきたというのは本当だな、と。

 今日の相撲は琴光喜がいい相撲で勝利したが、これは把瑠都に変化はないと決め打っての相撲。そうは言っても鋭い立ち合いの踏み込みといいその後の攻めといい、上位で定着できるだけの実力と経験をフルに動員しての圧勝だった。把瑠都も何故負けたのかという問いに正しい答えが出せないままだと、このままいい脇役で終わってしまう。自分の型に持ち込む能力、相手に型に持ち込ませない能力。すべて含んで実力である。


 千代大海は巧い相撲だった。威力もあるが、立ち合いの一発目で止めた相手の身体をあっさり起こしてしまうのは技術以外の何物でもない。白露山はちょっと正攻法の相撲から遠ざかりつつある印象があったのだが、今日もまたあっさり諦めたかのように見える負け方。実際諦めたのではなく、何かしてやるという動きにピタリついてこられたからそう見えただけなのだが、どちらにせよ正攻法ではない。


 白鵬はちょっと凄いな、これ。新時代を作っておかしくない実力に近づいている。右上手を取られ寄られるところを、強烈な左下手投げで相手を振り回して凌ぐと同時に右上手を切ってしまった。決して良くない態勢から実力者が寄ってくるところで負けに直結することもなく、攻めを凌ぎながら同時に自分のいい型に持ち込むのだから、これじゃちょっと負かし方が分からない強さ。なるほど、若乃花かと思っていたが、貴乃花ってのがしっくりくるわ。

 稀勢の里もいい攻めというか、休ませることなく厳しく攻めていったのは評価できる。その際の寄り方にも問題はなかった。ただ、現時点では実力が足らない。そういうしかない負け方だった。ちょっと相手が悪かったか。


 朝青龍を見ると何がなんだかわからんことになる。あのスピードと技。相手が小兵だから隙のないように身体を密着。最後はもう完全に合気道だろって感じの投げで決めてしまうんだからやってられん。小兵がまったく対応できない投げって普通はありえんのんだがなぁ。


■追記
 白鵬はやっぱり貴乃花じゃなくて若乃花だわ。貴乃花だったらもっと正面で受け止めきる。若乃花の方だったわ、あの力線を横方向へと流す動きを見せるのは。
セレクトセール雑感から広がりすぎて収拾不可能に 
2006.07.15.Sat / 19:35 
■総額レコード
 1歳馬のセリが8年ぶりに復活したのもあって、なんと117億を越えるレコード。サンデーサイレンスだけで成立していたセリというイメージは、これで完全に払拭されたかと。

 むしろ、これを買っとけという定石だったサンデーサイレンスがいなくなったこともあり、逆に一部の馬に偏った感じ。それが結果として6億というレコードにも繋がったのだろう。


■6億について
 新聞コラムや各地ブログでペイできるのかってのが焦点になっているが、そんなもん考えて落札したわけがないだろうと思う。

 ペイできるかどうかを考えてサンデーサイレンス産駒ばかりが1億を超える落札額だったのだろうが、現在どう考えてもサンデーサイレンスほど期待値・信頼感が高い種牡馬はいないわけで。にもかかわらず1億を超える額を投じている人間がいるわけで。純粋にペイできるかどうかだけで考えれば、サンデーサイレンスがいなくなった時点で1億突破するようなことはほとんどなくなるのが自然な形。

 また、産駒がまだデビューしていない種牡馬や繁殖牝馬の仔=未知数な仔の方が高額になっている風にも思えた。それは、すでに結果を残している種牡馬は、サンデーサイレンスほどの結果は残していないことから、サンデーサイレンス産駒を買っていた頃のようにを賭けられるのは、結局のところ結果を出していない種牡馬や繁殖牝馬しかいないという心理がそのまま表れているのだろう。

 6億馬に話を戻すと、父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリーはともに産駒デビュー前。そんな血統で馬体もまだどう化けるか分からない当歳馬に6億という値段がつけられたのなら、それはどう考えても夢の値段がほとんどに違いないわけだ。

 夢を買うために投じられたお金が回収できるのかを考えることほど虚しいことはないだろう。きっと寺山修二があの世で笑っている。


■夢の値段
 夢の値段として6億が高いわけじゃないとして、それではなぜこの馬にそれだけの夢を見ることができたのかについて少し考えてみたい。

 母トゥザヴィクトリーは父がサンデーサイレンスで、エリザベス女王杯を勝利してドバイWCで2着という実績がある。サンデーサイレンス産駒の牝馬としては、ダンスインザムードに次ぐ実力馬で、ダンスパートナー・アドマイヤグルーヴと同等の評価をしていいくらいの強さを持っていたと思う。母父サンデーサイレンスというのもそろそろブランド化してきた感もあり、母側は夢を見るには充分な要素が揃っている。

 父キングカメハメハについては、ナリタブライアンを超える日本調教馬としては最高額となるシンジケートが組まれたほどの馬。NHKマイルCでは後続を寄せ付けない圧勝、ダービーでは超ハイペースを早めスパートで周囲を潰しながら後ろからぶっ飛んできたハーツクライを封じ込めるというあまりにも強すぎるレースを見せた。世界制覇の志半ばにして屈腱炎で引退となってしまったが、実力・距離の融通性をこの2レースを勝利することで証明。血統的にも世界的に大流行しているミスタープロスペクター系の中でも、特に距離に融通性を見せているキングマンボの産駒。世界制覇へと最も近づいたエルコンドルパサーも同じ父という素敵なおまけもついている。

 なるほど、確かにサンデーサイレンスとともに世界レベルに近づいてきた日本競馬が生み出した、考えられる限りの最高の実績と血統を備えた馬と言える。というか、仏オークス=世界制覇というテーマで、日本調教馬同士の父母を持つ馬と限定すれば、これ以上の血統はちょっと思いつかない。夢のために値段は問題じゃないと言える馬としては百点満点。


■松国ローテ再考
 かつてキングカメハメハが故障した時に、尋常じゃないくらいに松国ローテバッシングがあった。競馬ブログ界隈が初めて盛り上がった時というか、少々特殊な文化を持つ競馬ブログというカテゴリが、ブログとしての機能を存分に生かしきっての意見交換が行われた記念すべき時。私も祭りに参加とばかりに 予定が狂ったというか茫然自失というか:GIGEKI -smile smile- というエントリを書いた。

 そのエントリは松国ローテ擁護と呼ぶべきものだったのだが、ここ3年のダービー後の故障馬の多さと、今回のセレクトセールでのキングカメハメハ産駒の落札額を見るに、やはり松国ローテは彼の信念の結晶と言えるだけのものであり、厳しいローテではあるが無茶と言うほどじゃないローテではなく、高く評価すべきローテであるとの思いを強くした。

 現実に3歳秋までで古馬混合戦未経験という現役生活には見合わないほどのシンジケートが組まれ、初年度の種付け頭数は245頭と史上最高を記録し、産駒の1頭がセレクトセールで当歳牝馬の落札額で世界最高額を記録した。ここまでの評価を得る上で、松国ローテの存在は無視できないどころか、松国ローテのおかげでキングカメハメハはこれだけ評価されるようになったと言い切って差し支えないだろう。

 彼の信念である、マイルとクラシックディスタンスでの実績が、引退後の種牡馬としての評価を高めることに繋がるというのが現実のものとなっているのだ。その評価を獲得できるローテが存在して、両レースで成功を収めることができるだけの実力を持った馬がいるならば、そのローテを使わないということは、競馬ビジネスにおいて商品価値を高めるための努力を怠っていることになる。

 キングカメハメハが種牡馬として成功するかどうかは不明だが、少なくとも競馬ビジネスではすでに大成功を収めている。日本競馬は身内同士でぬるま湯に浸かるのが当たり前といった状況となっているせいか、ビジネス面では未熟で発展の余地はある。何でも世界基準に近づけろとは言わないものの、成熟した世界を目指す上でのひとつの方向性として、競馬ビジネスという考え方をもう少し推し進める努力は必要とされるのではないだろうか。

 つっても、ビジネスばっかじゃなく、道楽で金を落としてくれるパトロンの存在がいないと、文化ってものは衰退の一途を辿ることになるんだけど。そっち方面でも日本競馬界は甘いところがある。だから私はフサイチ冠の関口氏を高く評価している。人間的にはどうにも好きになれないものの、彼ほどビジネス視点でも文化視点でも競馬に貢献してくれる馬主は日本にはいない。松国さんと関口さん。もっと評価されるべき人だと思うんだけどなぁ。


■内国産馬の評価向上
 ひそかに危惧していたのは、サンデーサイレンスがいなくなったらかつてのような外国産馬全盛時代ってのがまたやってくるんじゃないかってこと。サンデーサイレンスという定石があったからセレクトセールが盛り上がり、内国産馬が中心となれていただけで、その定石が失われたらかつての定石とも言える外国産馬への流れに戻るんじゃないか、と。

 ところが、ここ3年のセレクトセールを眺めていても、サンデーサイレンス産駒が持っていた落札額レコードを、ダンスインザダーク・キングカメハメハが更新したのに代表されるように、1億円突破の頭数もさほど変わらず。これだけですべてを判断するのは不可能だが、どうも外国産馬購入へと大金が流れている様子ではなさそう。

 内国産馬への評価がサンデーサイレンスだけの一過性のブームで終わらなかったというのは嬉しいこと。もう種牡馬の墓場なんて言わせない。


■社台グループ偏重
 血統レベル、育成環境などを考えれば、社台グループ生産馬がそれ以外よりも高額で落札されるというのは理解できる。だが、あまりにも偏りすぎているような気もする。

 正直ペイすることだけを考えたら、落札額の差ほど期待値に違いはないんじゃないかと思うのだが。やはりここでも夢の値段ということで、社台グループがG1を独占という状況が、夢の値段分だけ上乗せされているんだろうか。

 つっても今年のクラシックは非社台の大爆発だったのになぁ。まったく反映されなかったなぁ。


■ダーレーの思惑
 結構高額で何頭も落札していたが。これは中央の馬主資格取得に向けてのプレッシャーをかけているのか、それとも海外で走らせるつもりなのか。どちらにしても、文明開化の音がするわけで。時代の移り変わりにまったくついてこれないのは、JRAさんだけだってこと。

 制度が変わるのが一番最後ってのは、どうにも日本のお役所的な感じがしてイメージ通りではあるものの。一市民からするとため息が止まらないなぁ、と。
秘密兵器は秘密のままに 
2006.07.15.Sat / 17:57 
■フジキセキ通信:7月15日号
 今日は12頭出走しながら0勝。秘密兵器と盛り上げた2頭も不甲斐ない走りで終わってしまった。

 ここで掲示板もなければと心配したマルカシリウスは、何とか掲示板を確保。軽ハンデを利して今までと違う可能性を感じさせるレースぶりだった。だが、やはりこの条件ではちょっと苦しい感じもあったし、正直成長が見られないようではこのまま苦しみ続けるんじゃないかと。あとは、今のこの条件の上位馬がみな勝ち上がるのを待つか。

 期待した三国特別の2頭ユメノシルシ・ヒカルジェイエは、ともに人気に推されながらも掲示板にも載れずじまい。逃げたハードオブプレイが、後続に脚を使わせてそのままレコードで逃げ切って大荒れとなったのだが、それにしてもちょっと不甲斐なさすぎた。ま、今回はちょっと特別なレースだったということにして、次に少しでも人気が落ちたところで勝負できそうでいいのかも。

 菊への秘密兵器は2頭とも駄目。エイシンシテンノーは逃げて頑張ったものの、キレ負けしての敗戦の印象。フィールドベアーはスローペースでやや前目に行ったものの、キレ負けしてまたしても2着を重ねたのみ。どちらも菊への道が閉ざされていく音が聞こえ始めてきちゃった。


■明日の出走馬
 タガノエクリプス・ベレッツァの2頭には勝利を期待。また、新馬戦には兄にウインレジェンドを持つウインエトワールが登場。期待したい。


■ついでにダイタクリーヴァ通信
 リラは初ダートでも快速ぶりを見せて果敢に先手を奪ったものの、直線でぱたりと止まってしまった。9着と初めて掲示板を外した結果は悔しい。個人的には快速を生かせそうな芝の方が合っているイメージなのだが。次もなんかダートを使われそうで怖い。

 明日の新馬戦新潟6Rには中央デビュー2頭目となるゴールドリーヴァが控えている。頭数が集まったように、決して楽な相手ではないが、中央初の牡馬ということで大きく期待したいところ。考えてみれば、中央ではリラが健闘するも勝ち上がれず、地方ではアンビリーバが敗れてスオウイノベートが勝ち上がったのだから、もしかしたら牡馬の方が走る種牡馬なのかもしれない。なんて妄想を垂れ流して期待。
菊への秘密兵器2騎が登場! 
2006.07.15.Sat / 01:59 
■フジキセキ通信・7月14日号
 今週は土日あわせて22頭が出走。降級に加えて3場開催ということで出走馬が多い時期が続く。条件戦での確実性はフジキセキ産駒の強みであり、ここで勝ち星&賞金を積み重ねておきたいところ。


■リーディングサイアー争い
 この通り気付けばブライアンズタイムが忍び寄ってきた。出走頭数・勝ち馬頭数はほぼ同数、出走回数はブライアンズタイムの方がやや多め、G1での連対数や重賞勝ち数はフジキセキの方が上回っているものの、特別勝ちでは大きく水を開けられている。肝心の賞金差はすでに1億を切っている。これからは毎週が勝負となり、抜きつ抜かれつの大接戦が夏開催中は続きそう。G1の声が聞こえる頃になれば、重賞クラス以上の層の厚さで再び引き離してくれるとは思うものの。

 と、ここまで書いて気付いた。なんかフジキセキブライアンズタイムの比較してみたら、かつてのイメージと真逆っぽいことになっているなぁ、と。重賞以上で通用する大物産駒の差でフジキセキが有利で、小銭稼いでいるブライアンズタイムじゃちょっと苦しいって。絶対みんなのイメージと真逆だと思う。イメージだけで語るのは危険危険。フジキセキが今年絶好調ということを考慮しても、かつてのイメージとはまったく違う種牡馬成績を残しているということはデータが物語っている。フジキセキ産駒の傾向の変化・今後への期待 でも書いたように、ポテンシャルの高さを証明し始めたここ数年の種牡馬フジキセキこそが、本来の姿だと捉えるべきだろう。


■土曜出走馬から
 土曜日出走馬は12頭。2歳馬の登場はないものの、初出走を迎える馬や菊花賞へ向けての秘密兵器2頭が登場と、非常に楽しみなラインナップ。


 ゴッドインチーフの妹となるコトノハが小倉6R未勝利戦1200mでデビュー。ここまでデビューがずれ込んでしまったが、姉は重賞連対馬という血統で初戦から期待。

 マルカシリウスはここ2戦1000万下で敗戦続き。今回も同じく1000万下1200m戦だが、ハンデ戦のここは52kgでの出走となる。軽ハンデを利して人気薄であっと言わせることも期待。逆にここで掲示板もなければ、一旦休ませるでもして成長を待たないことには厳しいかも。


 新潟では前走未勝利戦を勝ち上がったアドマイヤミラクルが7Rの500万下D1800mで初の古馬との顔合わせ。前走の勝ちタイムはこの条件で強調材料とはならないものの、そこでハナ差2着だったインスパイアリングが先日500万下で2着と好走。勝ちタイムが遅くなるようならば、いきなりこの条件クリアも見えてくる。

 10R三国特別には2頭が出走。ユメノシルシヒカルジェイエヒカルジェイエは未勝利を勝ち上がった後、500万下も連勝で通過。1000万下条件に昇格してからは3戦とも1秒以上離されての敗戦も、降格を待ってのここならば主役の1頭。ユメノシルシは降格を待って500万下で2戦して2,3着。馬主孝行も済んだことだし、3戦目の今回はもちろん本命候補。


 函館7Rの500万下には秘密兵器エイシンシテンノーが登場。新馬戦をマイルで3着、人気を背負っての未勝利戦ではダートが合わなかったか惨敗。ここで間隔を空けて臨んだ3戦目では1800mに延びた距離で逃げ切っての圧勝。鞍上横山の進言もあったようで、フジキセキ産駒としては異例に思える2600m戦に使ってきた。今年はドリームパスポートダービーで3着など、距離が伸びても走れる馬の登場を匂わせ始めているだけに、ここで一発しっかり決めてくれると種牡馬評価にも関わってくる。さらには北海道シリーズで2600m戦の勝利となれば、自然と菊花賞のダークホースにも浮上。ドリームパスポートの動向が分からない現状では、この馬こそがメイショウサムソンを止める1番手候補としても期待したいところ。

 元祖・菊の秘密兵器フィールドベアー中一週で再び登場。なかなか勝ち切れないで500万下でもがいているが、これはあくまでも不器用な脚質のせい。実力的にはポンポンと勝ち上がっても不思議ないものは秘めている。トライアルまでに賞金を稼いでなんとか菊花賞への道をこじ開けてほしいところ。使い詰めなのも含めて、この辺りで勝ち上がっておかないとそろそろ最終便が出てしまう。

 また、8R500万下に出走予定だったカサデアンジェラ。ちょうど1年前の2歳新馬戦でデビューして2着、続く8月の未勝利戦で勝ち上がって以来、11ヶ月ぶり3戦目の予定だったが、フレグモーネで回避との情報。Halo・In Realityのクロスを持っているように、フジキセキの素質をそのものを強調したような面白い血統馬で、2歳夏から結果を出していただけに楽しみだったのだが。無理のないように立て直しての復帰を待ちたい。
ダイタクリーヴァ産駒の初勝利! スオウイノベート号! 
2006.07.13.Thu / 22:20 
■初勝利

スオウイノベート 牡馬 青毛 2004年4月18日生
 父:ダイタクリーヴァ
 母:シャンクオリティ(母父:モガミ)
 厩舎:庄子連兵(大井)
 馬主:磯部堯
 生産者:北島牧場


 7月13日大井2R新馬戦1000mでデビューしたスオウイノベートは、まずまずのスタートから前を行く2頭を追走して3番手につけ、直線では残り100mで抜け出し、インから伸びてくるアポロスナイパーを封じ込めてクビ差勝利。1番人気だった。

 これでダイタクリーヴァ産駒は初勝利。2歳のこの時期の新馬戦から勝ち上がる馬が出てきたのはとても嬉しいこと。現役時代通りのスピードを子供にもしっかりと伝えているようで、これから出てくる馬にも注目したい。

 中央ではリラがデビューを果たし、2戦して未勝利も前走はしぶとく逃げて2着。こちらも早期勝ち上がりが期待できる。

 また、この日の大井では1R新馬戦にもダイタクリーヴァ産駒のアンビリーバがデビュー。こちらは5着にとどまっている。サンデーサイレンスの曾孫の勝利はイチバンノキタイに続いて2頭目になる。


 netkeiba.com ではなく、地方競馬のデータベースでのスオウイノベートこちら。レースの映像はこちら


■今週の出走馬(追記)
 15日新潟1R未勝利D1000mにリラが出走。引き続き吉田隼人鞍上でこれで3走目。前走は重馬場を評判馬マイネヴェロナを苦しめる快走で2着、今回は初のダートだが変わらず快走っぷりが見られそう。中央初勝利は初登録&初出走馬のリラとなってほしいのだが。

 また、16日新潟6R新馬戦1400mではゴールドリーヴァが、騎手江田照男でデビュー戦。新潟開幕週ということもあって、一筋縄ではいかない相手だが、スオウイノベートに続いて牡馬の勝ち上がりを期待。
セレクトセール3日目・そして閉幕 
2006.07.13.Thu / 21:58 
■3日目
 最終日。2日目ほどのサプライズはなくとも、やはり金銭感覚がおかしくなる世界は続いた。全体は例によってよそ様で。


■フジキセキ
 最終日は6頭上場で3頭主取り。ちょっと主取り率が高い気がするけども。3頭とも1000万を超える額での主取りなので、まあ貰い手がいないってことはないだろうと楽観視。


ホッカイセレスの2006 牝馬
 落札額:2300万
 落札者:小林仁幸


 落札者の小林仁幸氏は検索でこの馬しか出てこない。1999年に会社を作って、翌年株式会社にってくらいだから、新進の馬主さんなのかもしれない。

 母は重賞2勝の女傑。曾祖母の孫に父と同期のホッカイルソーがいる。血統的には特に見るべきところはないものの、1歳上の兄エイシンチョーテンは5戦1勝・2着3回・3着1回という成績。推せる材料とまでは言わなくとも、兄くらいの走りは期待したくなる。


コッサゴールドの2006 牡馬
 主取り:1400万




アドマイヤハッピーの2006 牡馬
 落札額:4500万
 落札者:近藤利一


 最終日最注目のこの馬は見事4500万の高額で落札。馬主は母と同じくアドマイヤ冠・近藤氏。この冠名も好きじゃないけど。

 母は現役時代1000万下までしか勝ち星を挙げられなかったものの、母の兄弟にはエガオヲミセテ・オレハマッテルゼがいる良血。というか、曾祖母ダイナカールと言ってしまえば簡単か。期待の良血馬である。


プリーズルックアットミーナウの2006 牝馬
 主取り:1750万




シャドウメモリーの2006 牡馬
 落札額:3800万
 落札者:三協商事(株)


 落札者は馬主としての活動がググっても分からなかった。分かる人教えて。

 母は現役時代1勝、兄弟はまだデビュー前、従兄弟にエイシンヴァイデンというなんとも未知な血統だが、これだけの値段がついたのだから楽しみである。


クリスティーナサンチェスの2006 牡馬
 主取り:2000万




■最終日総括
 ちょっと勢いがなかったようにも思えるが、4500万はフジキセキ産駒としてはかなり高額の部類。昨年から今年にかけての活躍が値段にハッキリ出たようで嬉しい限り。


■全体総括
 コストパフォーマンス考えたらフジキセキ産駒ってお得だと思う。それもセレクトセール以外で買うのが。それでも人気が出ない。今ならまだお買い得。新進気鋭の馬主さん、ひとつ買ってみてくれませんか?
セレクトセール2日目・最高額登場 
2006.07.11.Tue / 18:37 
■初日
さすがディープの威光!甥に2億500万円−セレクトセール
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200607/ke2006071101.html


 初日話題の馬については↑から。アドマイヤムーンの下が値段からよさそうな気が。


■2日目
セレクトセール2日目結果速報
http://www.jrha.or.jp/jpn/03/sokuhou2.html


世界最高価格、6億円牝馬出た
http://www.nikkansports.com/race/f-rc-tp0-20060711-58985.html


 もう何がなんだかわからない。情報は今後出てくるだろうが、現時点で私が掴んでいるのは、落札者がグローブエクワインマネージメント(有)ということ。これは多田信尊氏が代表を務める馬主グループだとか。って、昨日のもこの人だったよなぁ(昨日のは 落札者:多田信尊 ということで代理人としてだったが)。

 ニッカンの速報記事によると、目標は仏オークスということで、何やら話がでかいでかい。ま、細かい情報は各地ブログ及びニュースでどうぞ。つっても、さすがにそのうち別エントリで簡単にでも扱いたいニュースではある。

 あ、途中からの映像だけども、落札の様子はこちらで。


■フジキセキ産駒
 2日目は8頭上場して4頭が売れた。昨日と比べるとちょいと厳しい。しかし、昨日の6000万(フジキセキ産駒の過去最高額)を超える9200万での落札が1頭。こちらもグローブエクワインマネージメント(有)で、他にも1億前後の落札が多く、このグループどうやら今後も注目っぽい。


タニノクラリッジの18 牡馬
 落札額:2000万
 落札者:芹澤精一


 芹澤精一氏はハードクリスタルの馬主さんらしい。所有馬の血統や社台グループ生産馬がいないことから、豊富な資金力はないが安い値段で馬を探す馬主さんっぽい。

 母タニノクラリッジは未出走で、産駒も2歳上に未デビュー馬がいるだけの未知数繁殖。一族はみんなタニノ冠で、祖母の孫にタニノギムレットがいるものの、いまいちパッとしない血統と言えるかも。


ハイフレンドウォンの2006 牡馬
 主取:1300万




デフィニットの2006 牝馬
 落札額:800万
 落札者:ノーザンファーム


 1000万にも届かない安い落札額ながらも、落札したのがノーザンファームというのはなんとなく嬉しい。現役時代に結果を残せずとも、繁殖入りの可能性は高そうだ。

 母は現役時代1勝挙げたのみ、繁殖牝馬としてはこの馬が3頭目でまだ産駒デビュー前。ま、デビューして勝ち上がれれば御の字か。


カツラファビュラスの2006 牡馬
 主取:1950万




ブリリアントアイの2006 牡馬
 主取:2200万




レディータイクーンの2006 牡馬
 落札額:9200万
 落札者:グローブエクワインマネージメント(有)


 フジキセキ産駒としての最高額を更新。期待は高まるばかり。というか、やっと適正な評価をされ始めたなぁといったところか。落札者は例のグローブエクワインマネージメント(有)。

 母は現役時代4勝どまりだったものの、兄弟にアイリッシュダンス・スピードアイリス・シスタータイクーンといった活躍馬がいる。つまり従兄弟にはハーツクライもいる血統で、一族からは他にもダイヤモンドビコー・シャドウクリーク・グラスボランチなども出ている一流血統。なるほど、これだけの値段がつけられるわけだ。


トレジャーマインの2006 牝馬
 落札額:2700万
 落札者:近藤利一


 牝馬ながらに2700万とまずまずの値段がつけられたこの馬は近藤利一氏が馬主に。アドマイヤ冠は嫌いだが、目をつけられたことはとても嬉しいこと。

 母の兄弟にダイナシュート、つまりは従兄弟にアドマイヤマックス・マストビーラブドラインクラフトの母)がいる血統。というか、そんな遠回しな言い方をするよりも、母系が社台を支えてきたあのファンシミン系だと言った方が分かりやすいか。


まこと(母ヘバラー) 牡馬
 主取:1500万




■2日目総括
 結局形式はほとんど変わらずも、作業に慣れたのか時間はあまりかからず。明日もこれで。

 今日は主取が多かったものの、どれも高めの値段設定によって主取となってしまっただけにも思えた。行き先がないということはまず考えられない馬ばかりなので安心。