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■ポリール
 ちょいと遅い情報となってしまったが、7月28日にポリールがデビュー戦を迎えていた。

 船橋3RのJRA認定2歳(ウ)新馬にてデビュー戦。鞍上には神様石崎ということでこれ以上ない初陣だったものの、単勝59倍と下から2番目の人気で、レースの方も4着と健闘したものの着差は4馬身・4馬身・2馬身と大きく離されてのもの。

 そうは言ってもJRA認定競走でのデビューだったということで、ある程度のレベルの高さはあっただろうし、何よりも人気以上の結果を残してちゃんと賞金をくわえて帰ってきてくれたのだから、文句ない結果と言える。一度使われての変わり身などもあるだろうし、次戦へ望みを繋いだといったところだろう。

 とにかく無事に使えるというのが最低条件。父の人気を考えると地方での活躍も必要となってくる。なんとか頑張ってほしいところだ。
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■フジキセキ通信・7月30日号
 今日は5頭出走、と思ったら1頭出走除外になって4頭出走。その中でも無事1勝を挙げることができた。

 ラズベリータイムが未勝利戦を遂に突破。快勝だった。いつ勝ち上がるのかというくらいだったのでこれくらいのパフォーマンスも不思議はない。これでまた1頭勝ち上がり馬が増えた。

 夏開催に入ってもなかなか調子が戻ってこない。それでも未勝利戦で勝ち上がる馬が2頭いたり、2歳戦線でもまた楽しみな素材が出てくるなど、今後に期待が持てる感じにはなっている。


■カネヒキリ札幌記念回避

カネヒキリ札幌記念を回避、休養へ
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200607/ke2006073012.html
 交流GI帝王賞で2着に敗れたカネヒキリ(栗・角居、牡4)は、放牧を挟んで札幌記念(8月20日、札幌、GII、芝2000メートル)に向かうプランがあったが、同レースには出走しない方向であることが29日、分かった。「そういうプランもあったが、秋まで休養させることにしました」と角居調教師。具体的な復帰戦は未定となっている。


 カネヒキリについて半分くらい本気出して考えてみた というエントリで札幌記念出走を支持していたのだが。残念なことに回避ということに。これでは来年のドバイまでの間に、芝を使うチャンスはちょっと見当たらない。強いて挙げるならば天皇賞くらいか。左回りになる分こっちの方がいいとも言えなくもないか。

 しかし同じ武豊鞍上のエアメサイアが回避を発表してくれただけに、鞍上確保も決定的ということで出走するものと信じ込んでいたんだけど。ちょっと残念かなぁ。
■フジキセキ通信・7月29日号
 12頭出走して0勝。ちょっと上半期の勢いは完全に止まってしまっている。大きな悪い知らせもないが、大きないい知らせもないといったところ。小さないい知らせとして、新馬戦で2頭ともに2着、ミラクルボネットは1着入線して降着の2着と、2歳戦で久々に動きが出たってこと。

 小倉11R日向特別ビッグホワイトは8番人気の低評価を覆して2着。1400mを中心に使われていたので初距離だったここは嫌われたようで低人気だったが、このクラスは降級後2戦して3着、2着と実力上位だった。新ルールを考えると非常に馬主孝行なのだが、そろそろ勝ち上がってくれてもいいかな、と。

 新潟の新馬戦で2頭がデビュー。エイワンキセキは2着。ミラクルボネットは降着で2着。ともに早い段階での勝ち上がりが期待されるが、特にミラクルボネットには将来的に期待大。いいスピードを持ちながら、直線で右に左にとヨレまくって結果降着。まだまだ気性面が幼いながらも、素質の高さは感じられる。

 函館5R未勝利戦でハッピームードが2着。後がなくなる未勝利戦でまた1頭勝ち上がり。これでまた現役を続けることができるフジキセキ産駒が1頭増えたということ。とても喜ばしいことだ。


 明日はたった4頭しか出走しない。3場開催でこれはちょっと淋しい。
■ハーツクライ
 ハーツクライが今週末’キングジョージ’に出走する。欧州の一級G1に有力馬の1頭として日本馬が出走するのは、7年前のエルコンドルパサー以来。それだけで素晴らしいことだし、それだけでドキドキするようなこと。当日はフジテレビでのちょいと遅れての録画放送を、ダビスタP片手に観戦する予定。

 この機会に応援する日本の競馬ファンとして、できるだけ公平な立場からの視点をちょっと考えてみたい。多少手抜きになるが。


■主観
 ハーツクライは現在のところ唯一ディープインパクトを破った馬で、ドバイシーマクラシックでも逃げ切っての圧勝を繰り広げているだけに、ここ10年でも抜けた最強候補の1頭と考えている人もいるだろう。

 しかし主観で語らせてもらうならば、私は同じサンデーサイレンス産駒の括りでも、スペシャルウィークの実力には及ばず、ゼンノロブロイと同じくらいの実力ではないかと思っている。ちょうど2004年秋のゼンノロブロイの確変期と同じような状態に入っている、というのが私の評価。これは人それぞれの評価だろうが。

 主観ではなく絶対的な評価として語ろうとするならば、スペシャルウィークハーツクライよりも日本での実績が上回っていて、ハーツクライスペシャルウィークが出走すらしなかった海外G1での勝利を記録しているということくらい。しかし、それをもってどちらの方が強いのかを断じることは不可能だし、どちらが偉大なのかさえ語ることは難しい。


■強さ
 そもそも強さというものは比較のしようのないもので。例え同じレースに出走したことがあったとしても、その条件でのレースではその日はどっちが勝利した、ということしか語れないわけで。その結果がそのまま強さの順列をつけるものではない。

 例えば東京コースではどちらの方が強く、中山コースではどちらが強いということがあるように、適性というものがある以上は絶対的な能力比較などそもそも不可能なのだ。

 函館SSでビーナスラインが人気薄で勝利し、函館記念ではエリモハリアーが連覇を達成。だからといって、他競馬場でその両馬が同じように他の馬に対して優位に立てるかというと、そう考えている人の方が少ない。小倉・中京の中距離で実績を残しているメイショウカイドウは、昨年秋には毎日王冠・天皇賞で無様に惨敗を喫してしまった例もある。

 日本国内でさえこれだけの違いがあるのに、日本と海外の競馬場を比較しようとしてもできるわけがない。ハーツクライは日本とドバイの芝で結果を残したということで、スペシャルウィークよりも遠征への適性の高さと、馬場への適性の広さという点で優位に立っている。もちろん適性の広さは弱点の少なさであり、偏った一部の能力だけで結果を残しているわけではないという論拠にはなるが、それもまたスペシャルウィークに対して絶対的な優位に立てる要因ではない。あくまでも特徴として捉えるべき範囲内の話でしかないのだ(個人的には弱点の少なさは名馬の条件とは思っているが)。


■結果に対して
 欧州の芝(この括りも強引だが)への適性。それがハーツクライにあるのかどうか分からない。さらには極東から欧州への遠征ということもあり、ハーツクライは不安要因が他の出走馬よりも多い。それゆえに、もし敗れたところでハーツクライが他馬よりも弱いということを表すわけではない。

 また勝利したからといって、ハーツクライ世界最強となるのもまた正しい評価ではない。ハーツクライは、遠征も苦としない心身の強さ、スタッフの技術力の高さ、欧州の馬場・ペースへの適性、そういったものを証明することができたという事実があるだけ。そしてこの条件では出走した他の馬に対して一応の優位性を示したという事実があるだけ。

 とにかく言いたいのは、負けたから弱い、勝ったから強いと騒ぎすぎるなよってことだけなのだが。

 もちろん、ハーツクライが勝利したならば、それは日本競馬史に残る大偉業であるし、名馬としてとても高いランクを獲得するということではある。そしてそれは、私たち競馬ファンは真夜中にテレビの前で歓喜に咽ぶことができるということだ。私もそれが楽しみでならない日本の競馬ファンの一人であることは間違いない。


■ちなみに
 これだけ書いといてすべてをひっくり返しかねないんだけども。書かずにはいられないんで。

 以上のことからどの馬が強いだとかの最強馬論争は無意味だとは考えていない。そういう話をするのはとても好きで、その自由を奪われたら競馬ファンとして発狂してしまうことだろう。

 そして上でハーツクライよりもスペシャルウィークの方が強いと言ったように、自分の主観という前提はあるものの優劣をつけることは可能だと思っている。

 それは実際にレースを見ての印象、ラップ分析によって、どういった能力が秀でているかというのは判断できると思っているから。そしてどういった能力を持った馬がより強い馬なのかという明確な基準が、自分の中にできているからである。

 願わくばハーツクライにはここで結果を残してもらい、日本に歓喜を届けるとともに、最強馬論争に油を注いでもらいたいものだ。

 競馬ファンの魂の叫びまで、あと4日。
■フジキセキ通信・7月23日号
 本日は2勝。正直出走数も多いし期待馬も多いしで、4勝くらいとひそかに期待していたのだが。足りなかった2勝分がそのまま大将格のものと考えるとちょっと哀しい。

 タガノサイクロンが未勝利戦から2連勝。デビュー戦では上位馬の中で唯一後方から異次元の突っ込んできての2着、2戦目は出遅れながらも道中で位置を押し上げていき6馬身の大差をつけての圧勝。今日も持ちタイムからも勝って不思議なしといったところだった。これで一気に1000万下に突入だが、さすがにここではちょっと足踏みもあるかも。デビューも遅くなった馬だし、のんびりと成長を待ちながらでいいや。もし連勝を伸ばすようならムフフだけども。

 最終Rではナリタプレリュードが見事な勝利。こちらも2連勝。デビュー以来勝ち味に遅くこれで14戦して[4-4-5-1]という成績。それでも初の連勝をマークということで、これはもしかしたら一気の出世街道に乗った可能性もある。デビュー直後は芝で走り、初勝利も芝だったくらいの馬なので、ここらでもう一度芝も試してほしい。兼用馬としてうまく使っていけば、重賞のひとつくらい手が届くかも。カネヒキリ以外がいまひとつ結果が残せていない世代だけに、期待したいところ。

 さて。大将格の2頭はともに敗退。マルカキセキは休み明け、ちょっとリズムの良くない騎乗ぶりを考慮すれば、僅差3着は充分すぎるくらい。春先の不甲斐ない走りでちょっと不安があったのだが、これだけやれるのならば重賞制覇も遠くない話。次くらいで嬉しい知らせを届けてくれるはず。

 コスモマーベラスはなんだということもなく敗戦。ま、函館自体が特殊な馬場で、さらに今日はメインの函館記念でも2分5秒台での決着となるほどの馬場。小回り平坦1800mという条件はベストにしても、足元がちょっとこの馬に向いてなかったかもしれない。ま、牝馬ってのはこのくらいの相手に負けたりってのも不思議ないと漠然と思っているのでそこまで落胆はしていないけど。でもちょっと哀しかった。
■フジキセキ通信・7月22日号
 先月と今月とはちょっと勝利数が伸ばせないでいる。それも下級条件での苦戦が続いている感じで、ちょっと先々淋しいかもと思ってしまう。今日も8頭出走して勝利はなし。それどころか、2着すらもない1日だった。

 2歳新馬戦に2頭が登場。オレンジスムージーテッシューヒカリ2頭。オレンジスムージーの方は、名牝系の祖となっているサワーオレンジに、ノーザンテースト・リアルシャダイ・トニービンと歴代リーディングサイアーがつけられてきた超良血。期待は大きかっただけにちょっと残念。しかし相手がメジロダーリングの娘だったり、直線1000mでのレースだったりで、まだまだ見限るには早いかな、とか。

 フジキセキの子供は、仕上がりの早さはあるけども、2歳夏から動けるほどの早熟性には欠ける。2歳の終わりから3歳にかけてで、それまでの時期に優位性を見せていた馬に追いつくのだ。2歳夏の重賞を勝ったのはワナのみで、あとは秋から冬にかけてでキタサンヒボタン・テンシノキセキ・グレイスティアラの3頭が2歳時に重賞勝利を挙げているのみ。一部の上級馬はクラシック前にも重賞戦線に絡み、3歳時での重賞勝利を見せてくれるが、4歳時にしっかりとした成長を見せて古馬重賞勝利がフジキセキ産駒の典型。

 逆説的になるが、すでに新馬勝ちを挙げているトーセンラピュタ・シャルロットノアルの2頭は、素晴らしい才能をひめている可能性があるわけで。そうそうこれクラスの期待をかけられる馬はいない。

 ちなみに去年もコイウタは夏の新馬戦で大敗デビュー、ドリームパスポートでさえ勝ち上がりが3戦目。そしてともに3歳になってから主役の1頭に躍り出た形。今日の2頭もまだまだ大丈夫。しかし、実力があればまったく動けないってこともないだろうし、2戦目以降も同じような着順だと……ということに。


■明日の出走馬
 明日は牝馬路線とスプリント路線の大将格が出陣。しかし、両者とも重賞じゃないという恐ろしいことになっている。ちょっと古馬陣の層の薄さが目立っていたけども。

 マルカキセキが必勝を期してここはオープン特別の北九州短距離Sに登場。サイレントウィットネスに追いすがった昨年のスプリンターズSは何だったのかってことになりつつあるんで、この辺りで名誉挽回に向けて勝利を掴みたい。賞金的にもそこまで余裕があるわけでもないしね。

 中山牝馬Sで1番人気に支持されたコスモマーベラスが1000万下牝馬限定戦に登場。ここは確実に勝っておきたいところ。ここを取りこぼすようでは、重賞で1番人気となる格はもうなくなったと判断してもいいくらい。さすがにここは何とかしてほしい。
■クールモア、日本上陸?
クールモア、日本上陸?:Racing Blog 2006
http://blog.livedoor.jp/birdcatcher/archives/50532866.html


 ダーレーに続いてクールモアまでもが日本競馬参入を本格的に目指しているんじゃないかって話。詳しくは上記の Racing Blog 2006 のエントリからどうぞ。


■大きな話
 国内の中小牧場がどうのだとか、日本人馬主がどうのだとか、外資に金を奪われるだとか。そういう大きな話も人並みにできる程度の知識はあるが、自分のブログで高説垂れるほどの見識があるわけでもないので、そういう論点で云々する内容が見たい人はググって詳しいところを探していただければ。


■小さな話
 ということで、ここでは一人の競馬ファン視点でこのニュースがもたらすものについて考えてみたい。大きな話と比べると、遥かにどうでもいい内容になってしまうが、競馬ファンとしてはちょっとした自己変革を強いられるのかもしれないことなので。


■日本馬の定義
 日本馬という言葉が指すものは、日本調教馬である。もっと分かりやすくすると、日本の厩舎に所属して親元から免許をもらった調教師の管理下にある馬のこととなる。

 それがたとえ日本で生産されようとも、海外で生産されようとも、日本で調教された馬であれば、それは日本馬として扱われる。親元からもマスコミからもファンからも。

 海外で生産された馬であれば、マル外と呼ばれ内国産馬とはちょっとばかり違う括りとされるが、それでも日本馬の枠内とされる。


■ダーレー・クールモア
 ダーレーやクールモアが本格的に日本競馬に参入してきたと想定してみる。父も母も海外で競走生活を送った馬で、馬主はダーレー(orクールモア)。そんな馬が日本で調教されて日本でデビューしたとして、あなたはその馬を純粋に日本馬として見ることができますか?

 日本馬の定義からすれば、そういったケースでも立派な日本馬として扱われることになる。それでも競馬ファンやマスコミは、純粋に日本馬として扱うことができるのだろうか。

 また、その馬の生産地が日本ではないという条件までついてきたとしたら、どうだろう。ルールとして可能かどうか知らないが、海外馬としてデビューしてから移籍してきたりしたら、どうだろう。移籍ではなくとも、ジャムシードサンデーピクニックのようなやり方は可能だろうし。

 さらには、純日本血統で日本国内で生産されたが、馬主はダーレー(orクールモア)というケース。そんな馬が日本調教馬だったり、海外調教馬だったりしたりしたら、競馬ファンやマスコミはいったいどのように扱うのだろうか。


■日本競馬の文化
 外国人馬主を認めずに進めてきたことで、今になって急に外資の馬主が現れたらそれを異質なものとして感じてしまう。これは日本競馬がずっと鎖国を続けてきたことの影響であり、それは仕方のないこと。それに対してどのように振舞えば正解という話ではない。

 血統面では、自国の血統を育むのではなく輸入繁殖馬に頼り続けたことで、今更横文字の父母を持つ馬がいたところであまり気にならないかもしれない。しかし、逆に外国馬として扱うべきなのに血統は純日本血統というケースは、日本の競馬ファンはまだ経験していない。その機会もダーレーやクールモアの参入をきっかけに生まれてくる可能性はあるだろう。そこでも日本の競馬ファンは試されてしまうのだ。


■無理矢理まとめ
 最も自然なあり方は、ケースに応じて生産地・調教地によって、馬の国籍を判断すること。ただそれだけの話なのだが、日本の競馬ファンはその準備はまだできていない。何が正しくて何が間違っているのかという話よりも、これはただの感情的な部分での話である。

 今回の外資参入をきっかけに、嫌でも競走馬に対しての意識は変わっていくだろう。これが一頭一頭の馬の背景に対して、よりいっそう興味を示して愛してやることができればこれ以上のことはない。

 薄まりつつある競馬のドラマ。もしかしたら、それが還ってくるチャンスなのかもしれない。日本競馬にとって、競馬ファンにとってのチャンスなのかもしれない。
■セレクションセール2日目
 今日はフォーティナイナーの産駒が4935万円で落札。高額と呼べる落札額も、セレクトセール直後だから落差の激しさから安すぎるように思える。種付け料に飼育料と利益分を考えたらこの辺りが妥当だろって額ではあるけども。ホントは馬主側がもっとパトロン化してくれた方が助かるんだろうけど、このご時世じゃそうもいかないわけで。だからってビジネスとしては甘ちゃんすぎる馬主ばかりで。


■フジキセキ産駒
 1歳馬は7頭上場……かと思ったら欠場2頭。サラトガビューティの欠場はちょっと残念かも。ということで、5頭上場して落札されたのは3頭。2日あわせて9頭上場して5頭落札されたということに。

シルクスパイシー2005 牡馬
 落札額:1890万
 落札者:ノーザンファーム



マウントグローリの17 牝馬
 主取り



マジョリカ17 牝馬
 落札額:1186万5千
 落札者:櫻井欣吾



ミスベイブリッジの2005 牡馬
 落札額:2100万
 落札者:水戸富雄



アンメロディー2005 牝馬
 主取り



 今日の最高額はミスベイブリッジの2005が2100万。2日目では2番目タイの高額落札となった。

 牝系を遡ればシラオキに辿り着く名牝系。曾祖母ローズトウショウからは、孫にシスタートウショウ、曾孫にマチカネフクキタル・シーイズトウショウという分岐もあるが、祖母チアートウショウからはこれといった活躍馬は出ていない。それでも2000万を超える落札額なのだから牝系は偉大だと言うしかない。

 シルクスパイシー2005は牝系を紐解けば祖母ハシノダーリアの従兄弟にダービー馬メリーナイスが見つかる程度か。それでもノーザンファームによって、2000万に迫る額での落札なのだから、それなりに見るところがあるのだろう。


■セレクトセールとセレクションセールを見て
 主取りもそれなりに多かったものの、どちらもまずまずの結果か。印象的なのは、特にセレクトセールだから高額馬が多く出るわけでもなかったこと。

 今年は2頭ほどセレクトセールで今までの落札額記録を破る高額落札馬が出たものの、それ以外はセレクションセールと比較してもほとんど変わらない落札額ばかり。特に今年のセレクションセールでは、初日に最高額を記録するなど、全体的にセレクトセールと変わらないような結果だった。

 今年は現時点でリーディング2位を走り、重賞4週連続勝利だとかフェブラリーS優勝だとか、いっぱしの1流種牡馬としての結果を残している割に、セレクトセールで過剰人気になることもなく、セレクションセールでもまずまずの値がつくなど、購買者からは良くも悪くも安定した評価をもらっているのだなと、改めて思わされた。

 だから良くも悪くも計算できる種牡馬としての扱いしか受けないし、超大物って言葉からはいつまでたっても無縁なわけで。そりゃソースのない2ちゃん情報だって分かってても信じたくなるもんなのよ……。
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